ホストの営業といえば、やはり色恋営業が主流。「ホスト＝色恋」といったイメージが強い方も多いのではないでしょうか。
しかし今ホストが最も売上を立てやすいと言われているのが、アイドル営業です。
そこで今回は「ホストのアイドル営業」について徹底解説します。
アイドル営業の定義はもちろん、営業方法やコツ、メリット・デメリットまで網羅していますよ。
自分の営業スタイルを模索している方や、アイドル営業にチャレンジしてステップアップしたい方は要チェックです！
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アイドル営業とは、自身を「会いに行けるアイドル」としてアピールし売上を伸ばすスタイルを指します。
お客さまはホストをアイドル的な存在と位置づけ、一ファンとして応援するつもりで指名します。
つまり、お客さまの「ホストを応援したい気持ち」が来店のきっかけになります。
ホストとアイドルの違いや共通点については以下の通りです。
★ホストとアイドルの比較
| ホスト | アイドル | |
| 距離感 | 近い （LINEや電話ができる、お店に行けば会える） |
遠い （ライブやイベントに行けば会える、繋がるのは難しい） |
| 誇示的消費 | あり （シャンパン、ラストソング、SNS映えなど） |
あり （SNS映え、承認欲求、自己顕示欲の充足など） |
ホストと実際のアイドルと大きく異なるのは、お互いの距離が近い点です。
さらに、「推しに貢ぐ（＝推しにお金を落とす）」文化は、近年の推し活ブームで根づきつつあります。
したがって誇示的消費の対象となりえる部分について、ホストとアイドルは酷似していると言えるでしょう。
つまり現在のホスト業界ではニーズや時代の変化と共に、アイドル営業の需要が高まっているといっても過言ではありません。
アイドル営業の需要が高まっているのに比例して、アイドル営業をするホストも増加しています。
なぜなら、ホストにとってもメリットが多数あるから。以下で詳しく解説していきます。
アイドル営業のメリットとしてまず挙げられるのが、色恋営業をしなくて良いことです。
お客さまは「推しホストを応援する気持ち」でお店を利用しているため、自分の意志で来店してくれます。
つまり、ホストがわざわざ営業をかける必要がないのです。
そもそも、すべてのお客さまがホストとの色恋を求めているとは限りません。
純粋に、「ホストを応援したい」という理由で来店されるお客さまもいるほど。
そのため、色恋営業のようにLINEで来店を催促したり、色仕掛けでお客さまをその気にさせたりしなくて良いのです。
イベント日に○○万くらいあればいいかな？とかいくらぐらい必要？とお客さまのほうから聞かれるくらいの関係を築けるのがベストです。
SNSからの初回指名が増えるのも、アイドル営業のメリットと言えるでしょう。
アイドル営業をしているホストは、自らの知名度を上げるためにSNSやYouTubeなどを活用しています。
こういったプロモーション活動でファンを獲得できれば、初回指名に発展するケースも。
ただしSNSで初回指名を増やすには、定期的な発信を続けるのが肝心。自らをブランド化し指名や売上に繋げるには、不可欠だと言えます。
一朝一夕では難しいものですので、地道に投稿を重ねるのが一番の近道でしょう。
他の営業スタイルと比べて、アイドル営業の精神的な負担は少ないと言えます。
なぜなら、男女間のトラブルに発展しにくいからです。
ホストといえば色恋のイメージが強いですが、やり方を間違えるとお客さまとトラブルになる恐れがあります。
色恋営業に失敗してお客さまとケンカしたり、メンタルを病んでしまったりするホストは珍しくありません。
その点、アイドル営業におけるホストとお客さまは「応援する／応援される」関係です。
そのため、被りへの嫉妬や男女関係のトラブルに発展する可能性は極めて少ない傾向にあります。
色恋営業ほど見返りや気遣いが不要のため、安定したメンタルでお仕事しやすいでしょう。
アイドル営業は一見メリットばかりに思えますが、もちろんデメリットも存在します。
メリットや需要があるからといって、いきなり営業スタイルをアイドル営業にシフトするのは早計です。
失敗やトラブルを避けるために、デメリットについても事前に頭へ入れておきましょう。
アイドル営業は、営業スタイルとして確立するのがなかなか難しいのが実情です。
主な理由としては、以下が挙げられます。
上記のように何か秀でたものがない限り、お客さまからアイドル視してもらうのは至難の業。
ファンがつかなければ、いわゆる「痛ホス」になってしまいます。
したがってアイドル営業を成功させるには、まずアイドル営業するに値するホストとして内面や外面、営業力を磨く必要があるのです。
アイドル営業の大きなデメリットとしては、色恋営業と比べて単価が上がりづらい点が挙げられます。
アイドル営業は基本的に、使用する金額はお客さまの気持ち次第。一度で高額を使うお客さまはあまり多くないでしょう。
つまり気軽に来店してもらいやすい分、熱心にお金を使ってくれるとは限らないのです。
反対に色恋営業は、基本的に主導権がホストにあります。
そのため恋人同士のような振る舞いをしつつ、高額を使用してもらうように営業をかけやすいのです。
したがってアイドル営業で客単価を上げるよりは、塵積式に指名客を増やす方に重きを置くのがベターでしょう。
アイドル営業で売上を立てるコツは、とにかくSNSで知名度を付けること。
前述した通り、SNSやYouTubeでバズったり、インフルエンサーとしても地位を確立できれば当然知名度が上がります。
手軽に投稿できる上、ホストに興味のない層にも訴求できるため、非常に効率良く初回指名を獲得しやすいのです。
かつてSNSを活用していたホストは、いわゆる正統派イケメンがほとんどでした。
しかし今では、ホスト自身の個性やエンタメ性も重視されている傾向にあります。
もしアイドル営業をおこないたいと考えているなら、まずはSNS運用を軌道に乗せるところからスタートしてみてください。
結論から申し上げると「アイドル営業8割・色恋営業2割」の割合にするのがおすすめです。
お客さまはそれこそ十人十色。ホストに求めている接客内容もそれぞれ異なります。
したがって、お客さまごとにアイドル営業か色恋営業かを見極めるのがベストです。
加えて自分の指名客の総数に対し、それぞれ割合を決めておくと本数と売上を両立しやすいでしょう。
色恋営業のみだと、どうしても少数精鋭になりがち。売上は立つかもしれませんが、連日通ってもらったとしても本数を稼ぐのは難しいでしょう。
しかしアイドル営業のお客さまが多数いれば、単価は低くとも本数を積み重ねられるわけです。
お客さまによって営業スタイルを使い分けつつ、コントロールできるのが理想的だと言えますね。
ホストにおけるアイドル営業は、現代ホストにとってマストな営業スタイルだと言えます。
改めて、押さえておきたいポイントをおさらいしておきましょう。
売れっ子ホストになるには、営業スタイルの確立はもちろん、バランスをしっかり考えるのが大切です。
まずはお客さまが「会いたい」と思ってくれるホストを目指して、自分のブランディングに挑戦してみてくださいね。
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裏方チカラ☆内勤
プレイヤー時代に裏で支えてくれた内勤さんに憧れ、縁の下の力持ちである内勤の道へ。お店を支えられる立派な内勤目指して日々奮闘中！副業としてライター始めました。 内勤目線でホストの魅力を伝えられればと思ってます！
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