ホストの枕営業とは？4つの種類とメリット・デメリットを解説

 

ホストの世界で働くと必ず耳にする「枕」という言葉。

 

枕営業のことを言い、売上を上げるために枕営業をするホストは少なくありません。

 

一方「枕なし！」と公言するホストもおり、枕をすべきか否か迷う方もいるでしょう。

 

今回はプレイヤー経験アリ！現在は内勤としてホストを支える裏方チカラが、枕営業のメリット・デメリットを踏まえつつ網羅的に解説します。

 

 

 

ホストの枕営業とは

ホストの枕営業とは、お客さまと肉体関係を持つ営業方法。

 

実際アフターや店外デートで枕営業をするホストは少なくありません。

 

枕営業は精神的なつながりを築け、お客さまに「尽くしたい」と思わせられる可能性が大。

 

というのも、肉体関係を結ぶことで女性は「離れたくない」「もっと一緒にいたい」と相手の男性に一種の愛情が芽生えます。

 

ホストは疑似恋愛的な要素も含んでいるため、愛情が芽生えることでお金を使ってもらったり長期間の指名につなげたりするんです。

 

一方お客さまの中にも枕営業を求める方がいらっしゃいます。

 

 

もちろん枕営業を求めないお客さまもいらっしゃいますし、枕営業自体お店から強制されるもの（黙認はされている）ではありませんから、枕営業をするか否かは個人の意思によるものとなります。

 

枕営業の種類は4つ

枕営業は大きく分けて４種類。詳しく見ていきましょう。

 

初回枕

初回枕は、初回のあとに枕営業をすることを言います。

 

いくら初回で送り指名をもらえたとしても、その後リピート来店をしていただけなければ売上を上げることはできません。

 

そのためにも初回枕をすることで、自分のお客さまにしようとするんです。

 

ただ初回枕を狙うお客さまも一定数おり、初回枕をするなら見極めは必要不可欠。

 

初回枕をするのであれば、本当にこの先も通って入れるお客さまなのかを判断してから初回枕に挑んでください。

 

 

色恋枕

枕営業をする多くのホストは色恋枕を駆使します。

 

色恋枕は、その名の通り色恋営業の延長の枕営業。

 

ホストクラブでは疑似恋愛要素を含んでいるため、本当のカップルのように枕をともにするのも日常茶飯事です。

 

前述した通り、肉体関係を持つことで女性は相手に愛情を抱きます。

 

情も持たせることで「私が支えたい」「私にとって特別な人」という感情を引き出し、売上につなげるのです。

 

 

趣味枕

趣味枕は自分の欲望のまま女性と肉体関係を持つこと。

 

タイプの女性に対して趣味枕をすることがほとんどでしょう。

 

 

ただ趣味枕だけをしていても売上は上がらないのは正直なところ。

 

趣味枕は欲望を第一優先としているため、指名や高額会計の見込めないお客さまと肉体関係を結ぶことも頻発するからです。

 

売上を上げるのであれば、趣味枕はやめるべきだということは明白ですね。

 

鬼枕

鬼枕は鬼のように枕営業をするホストのことを指します。

 

 

鬼枕をするホストは、太客を手に入れようと必死のつもりかもしれません。

 

売上が上がらないことによる焦りからの鬼枕なので、「自分は売れていないホスト」と名乗ってしまっているも同然。

 

もし枕営業をしている方がいたら「鬼枕をしていないか」は今一度振り返ったほうが良いでしょう。

 

ただ中には「どっこい翔平」さんのように鬼枕を公言しながらも売上を上げているホストもいます。

 

鬼枕に関しては、自分に向いているかどうか判断して営業をすると良いかもしれませんね。

 

枕営業をしているホストは８割以上

 

「枕をしないホストはいない」という噂がありますが、実際のところ８割以上のホストは枕営業をしていると言っても過言ではありません。

 

 

前述したように、お客さまの中にも枕営業を求めている方は一定数いらっしゃいます。

 

枕営業を求める方は高額を使ってくださるお客さまも多く、売上を上げられる可能性が高いと言えます。

 

ゆえに売上を上げたいホストは枕営業をすることを選ぶ傾向にあるのです。

 

ホストが枕営業をするメリット

枕営業をするホストが多いのは、メリットがあるから。

 

枕営業のメリットは以下の２つです。

 

 

枕営業をするメリットは、なんといってもお客様を固め売上を上げられることにあります。

 

ホストクラブは性質上、疑似恋愛を楽しむため当然肉体的な結びつきを求める方も少なくありません。

 

お客さまを固め、そしてお金を使っていただくチャンスをつかめるのが枕営業。

 

枕営業をしたことで一気に売上を上げて売れっ子の仲間入りをしたホストもいるほどです。

 

 

ホストが枕営業をするデメリット

枕営業はデメリットもあります。

 

 

枕営業をすることでお客さまは一種の愛情が芽生えます。中には自分が「特別」だと思うお客さまも……。

 

そうすると「なぜ自分に時間を使ってくれないんだ」といった要望が強くなってしまいます。

 

またお客さまの中には枕をゴールとするお客さまもおり、枕営業をされた時点でゲーム終了かのように去っていく方もいます。

 

「あいつ枕するよ」「枕下手すぎ」など掲示板やSNSに晒される可能性もあるでしょう。

 

枕営業はこうしたリスクを伴うため、メリットとデメリットを熟考したうえで枕営業をするかどうかを判断してください。

 

【注意】他のホストの姫への枕は絶対にダメ

枕営業でのタブーは他のホストの姫への枕です。

 

他のホストの姫への枕は横取り行為とみなされる、爆弾行為のひとつ。

 

もし他のホストの姫へ枕をしてしまったら良くて罰金、最悪クビ（退店）となります。

 

爆弾行為をして退店となったホストは界隈でも噂になりますから、在籍していたグループのみならずどのお店からも入店を断られる可能性も否めません。

 

枕をしない営業方法もあり

もちろん枕営業をしない、と決めて仕事に臨むのも大いにアリ。

 

実際枕なしでも売れっ子であり続けるホストはいます。

 

枕営業は姫からの要望が強くなったり、枕狙いのお客様が多くなったりと自分を苦しめる可能性も無きにしもあらず。

 

自分にとって枕営業のメリット・デメリット、どちらの割合かを考えて枕営業をするか否かを判断しましょう。

 

 

 

まとめ：ホストの枕営業は売れるための営業手段

ホストが枕営業をするのは、お客様を固めて売上を上げる可能性があるから。

 

つまりホストの枕営業は売れるための営業手段です。

 

枕営業はほとんどのホストクラブで黙認されていますが、強制されるものではありません。

 

また枕営業をすることで姫からの要求が強くなったり、SNSや掲示板で枕をされたことを晒されたりすることもあります。

 

したがってメリット・デメリットを熟考したうえで枕営業をするかどうかを判断しましょう。