今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は『ECLIPSE』屈指のド派手ホスト・れおんまんさんにインタビューをおこないました!
『ECLIPSE』はさまざまな価値観を持った個性的なホストが集まる歌舞伎町のホストクラブです。
れおんまんさんは同店のオープン時に移籍され、現在は『ECLIPSE』の看板ホストのひとりとして活躍されています。
複数のホストクラブを経験したれおんまんさんが、なぜ『ECLIPSE』に辿り着いたのか、これまでの軌跡やお店の魅力も存分に語っていただきました!
■プロフィール |
源氏名:れおんまん ホスト歴:約7年(※2024年現在) 役職:主任 |
■在籍店舗 |
ECLIPSE(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/850/ |
■最高月収 |
約600万 |
■経歴 |
・18歳でホストデビュー ・未経験にもかかわらず初月No.1を獲得 ・2ヶ月目には売上1,000万を達成 ・2019年別店舗へ移籍 ・2020年にプレイヤーを引退し内勤へ転身 ・2021年プレイヤー復帰 ・2022年11月にECLIPSEへ移籍 ・ECLIPSEの看板ホストの1人として活躍中 |
れおんまん:18歳ですね。そこから現在にかけて、一時期プレイヤーを引退したものの、実質7年間ずっとプレイヤーとして働いています。
ちなみに、元々は美容師を目指していました。でも高校を卒業できず、高卒認定を取るにもお金が必要。うちは裕福ではなかったのでお金は出せないと言われ、美容師になる夢を諦めたんです。
そんな状況でどうしようかなと考えた時に、誰かが言っていた美容師は昼のホストっていう言葉を思い出したんです。美容師にはなれなかったけど、ホストならなれるかもしれない、それに元々女の子が大好きだったので(笑)
でも当時は16歳でホストクラブで働くことができなかったので、まずは2年間とび職で食いつないで、18歳の時に歌舞伎町へ出てきました。
れおんまん:ホストで検索して1番上に出てきたお店を選びました。
歌舞伎町に来たことがなかったし、ホスト事情もわからなかったんです。なので、まずは一番上からって思って(笑)
そもそも歌舞伎町に出てきたのも、ホスト=歌舞伎町というイメージがあったから。安易な考えかもしれなかったけど、当時は18歳で思い切りがあったし、何よりも「とりあえずやってみよう」という思いが強かったです。
れおんまん:実は未経験で始めたにもかかわらず初月でNo.1が獲れたんです。
すぐに初指名もとれて、初月でラスソン、2ヶ月目で売上1,000万を達成、さらに翌月時点で3ヶ月連続No.1という状態でした。
自分の中で仕事という感覚もあまりなく、本当に始めた当初からずっと楽しく働けましたね。
れおんまん:はい。順調かと思いきや3ヶ月連続V3を獲った後は壁にぶつかりました。それで思い切って環境を変えようと思って移籍しました。
もちろん不調の原因は環境のせいではないと思います。でも当時は若さゆえ、移籍が現状を打破する一番の方法だと思ったんですよね。
でも、別のグループのホストクラブに移籍しても、結局合わなくて半年で退店。
どうしようか考えていた時に、1店舗目のホストクラブでお世話になった方が新しくお店を立ち上げると聞き、そちらへ再度移籍をすることに決めました。
れおんまん:そうですね。そのお店ではプレイヤーを辞めた後、内勤に転向して働いていました。
内勤をしながらメン地下アイドルをやってみたり、コンカフェで働いてみたり、いろいろやってみましたね。
1年間内勤として、またメン地下アイドルやコンカフェを経験した後、ホストのプレイヤーに復帰しました。
れおんまん:始めた当初は何も知らないということもあり、ホストの仕事が楽しくてしょうがなかったんです。
ただ年数を重ねていくうちに、お客様の層が変わってきて、女の子から求められるものもどんどん大きくなっていって……。
そのストレスになって耐えきれなくなってしまったんです。自分が壊れてしまう前に、プレイヤーを上がりました。
れおんまん:内勤をしながら、メン地下やコンカフェをやって、やはりお金について考えることが増えたんです。
「ホストをやっていたら……」と考えることが多々あったんですよね。
そういった考えを整理する中で、やっぱりホストという仕事が一番自分にあっていると思ったんです。これ以上楽しいことはないし、しかもそれが仕事でお金もついてくる。こんな良いことないよなって。
それでプレイヤー復帰を決断しました。今はできる限りプレイヤーであり続けたいと思っています!
れおんまん:在籍していたホストクラブの閉店が決定したんです。
閉店2ヶ月月前にお店がなくなると聞かされてびっくりしました。で、急いで次のホストクラブを探さなきゃと思っていたところ、指名してくれている女の子が『ECLIPSE』を教えてくれたんです。
「れおんまんっぽいホスクラの求人が出てるよ」って。X(旧:Twitter)でPVが流れてたみたいで(笑)
れおんまん:そうなんですよ(笑)
僕はタトゥーを入れていて、どこにいても浮いている感覚があったのですが、そんな僕でも馴染めるんじゃないかって女の子が言ってくれたんです。
それで書類を持って体入に行き、体入した日に入店を決意しました。たまたまバーで知り合った人が何人か既に在籍していたのが決め手ですね。その人たちとはお酒の飲み方も似ていたんですよ。
人見知りをするタイプなのですが、知り合いがいたのですぐに馴染めました。
分店直前で3日間だけ『ARTEMIS』と合同営業でしたが、そちらにも面識がある人がいたのでその点も良かったですね。
れおんまん:ありますね。特にお店を辞めるのが怖いと思ったことは何度かありますよ。
ただ僕の場合、先ほども少し話した通り、自分が売れていないことを環境のせいにしていたんです。環境を変えたことによって、それが間違いだったと気づけたのは良かったかなと。
例えば前のお店だったら「お店が有名じゃないから」「広告を打ってくれないから」「他のグループはこんなことしているのに」とか。でも今考えれば、自分の責任なんですよね。
『ECLIPSE』に辿り着いて、もちろん環境や土台は大事だけど、お店どうこうよりも自分や周りにいる人が大事だなって思うようになりました。特にうちは居心地が良いと感じます。
それに自分の意見も言えるようになりましたし、お店のことを考えられるようになりました。
れおんまん:そうですね。
もともと僕、めっちゃ勤怠が悪かったんです。レギュラーなのに週2~3日しか出勤しないみたいな。「仕事に行きたくない」「ゲームのほうがやりたい」と思っていたんです。
それが『ECLIPSE』に移籍してからは、毎日出勤が当たり前になりました。環境が僕を変えてくれました。
れおんまん:お店に出勤するのが楽しいんですよね。先ほどもお話しした通り、勤怠が悪かったのに今や毎日出勤。
それはなぜかと言うと、キャストに会いたいから。授業は嫌だけど放課後を含め友達と過ごす学校生活は楽しい、という感覚に近いかもしれませんね!
僕がこれまで働いてきたお店は厳しかったり、従業員同士が険悪だったり……。
でも『ECLIPSE』に来てからは仕事に行くのが苦ではなくなったんです!
れおんまん:そうですね!良い人ばかりだし対人ストレスがないから、雑な言い方をすると楽なんです。
たとえば営業終わりや出勤前など、誰かしらと良く遊びますね。
自分のアフターの予定がない時は誰かのアフターについて行って、みんなで盛り上げることもありますよ!
れおんまん:本当にそうですね。めちゃくちゃ働きやすいです。
しかも『ECLIPSE』は分かりやすく言うと自由でラフ。だからこそ、細かく指示されたり、厳しくされたりしないと甘えてしまうと言う人にはきついかもしれません。
でも僕は今の環境のほうがやりやすいし、合っているなと感じますね。
特にうちは草摩由希社長が自由にやっていいよという方針を示してくれています。
何か意見や要望、相談がある時は一度幹部で話し合って、まとめて社長へ伝えます。そして戻ってきたものを自分たちで確認して、対応するというサイクルもあります。
自分たちで動けるし、たとえダメだったとしても過程や理由を確認できるから納得しながら働けるんですよね。
れおんまん:その通りです!
社長は細かく指示を出すのではなく「自分たちで頑張れよ」と見守ってくれる良き上司。でも助けを求めたら、すぐパッと行動してくれます。
プレイヤーを第一に考えてくれているので、僕たちがお店のことで言い合いになった時もまずは見守ってくれます。
もし何か伝えたくて言葉が出てこない時は、的確な言葉で言い換えてアシストしてくれます。それは幹部会だけでなくLINEでもそうですね。
話す言葉だけではなく文章としての言葉もわかりやすいんですよね。例え話も使ってわかりやすく伝えてくれるんです。
れおんまん:安心感があるし、のびのびできるし、仮に失敗したとしても社長をはじめみんなが助けてくれるからチャレンジもしやすいんです。
ミスしたら怒られるという恐怖感がないからこそチャレンジできるんですよね。大事なこともちゃんと教えてくれますしね。
僕は将来のことは具体的に考えていなかったけど、今はホスト業界に携わりたいなと思うようになりましたね。
れおんまん:帰り際に女の子に「楽しかった」「ありがとう」と言われることですね。
もちろんほかの接客業や飲食業でも言えると思うのですが、これはホストにも共通しているんですよね。お金を貰って「ありがとう」って言われるの。仕事のやりがいにもなっています。
それはホストに興味がある子にも伝えたいことですね。
れおんまん:自分からどんどん絡みに行くということはあまりありませんが、新人さんが1人でポツンとしている時は話しかけるようにしています。
れおんまん:やっぱり仕事をするうえでも周りに仲が良い人がいて、楽しく働くのが大事。
僕自身にも嫌な思い出があるからこそ、新人には僕と同じような思いはしてほしくないんです。
れおんまん:18歳でホストを始めた時は友達もいなかったし、最初から売れてしまったので周りの先輩からも嫌われてしまって、誰もしゃべってくれない状況を経験したんです。
1人で何したら良いかわからないのに、売上だけはどんどん上がっていって……。根本的な業務内容も全然覚えておらず、でも誰に何を聞いて良いかわからない。裏でボーっと立っているだけの時もありましたよ。
それって良くないことなのに、売上があるから誰も何も言ってくれないんです。正直、その時は辛かったですね。
その経験があるし、僕と同じ未経験ならまず何をやって良いかも全く分からないと思うので、そういった辛い思いをしないように僕が助けてあげたいなと。
やっぱりわかりますよ。1人でいると寂しそうな顔をしているので……。
れおんまん:もちろん、僕以外の人もきっと話しかけてくれますよ。
僕が『ECLIPSE』に入った時も初日から先輩方6人くらいが集まって、バーに連れて行ってくれました。
みんな僕のためにきてくれて、しかもその中には社長もいました。お酒飲むイメージないのに(笑)
れおんまん:『ECLIPSE』で過ごす日々は充実していて毎日が楽しいんですよね!
営業終わりに誰かと遊びに行ったり、こないだも男だけで夢の国に行ったりしました。誰かの店外の付き添いなら分かるけど、男だけで遊ぶことを今までの環境で経験してこなかったんです。
店休日でもお店の誰かと会いたいって思ったのは『ECLIPSE』に入店してから。本当に毎日が楽しいです!
この楽しさは女の子にも伝わっているのかなって。表現が難しいのですが、女の子からするとお店にくれば男子校ノリを見れて、休みの日や仕事の前はホストと2人だけのまた別の楽しさになると言うか……。
そういった変わった楽しさを提供できるのも、このお店だからだと思います。まず自分たちが楽しくないと女の子も楽しめないと思うから、この循環が生まれているすごく良いホストクラブだなと思います。
れおんまん:複数店舗経験したからこそ言えるのですが、うちの給率はかなり良いと思います。
僕も最高月収は600万くらいです。1店舗目の初月も300万くらいだったんですが、1ヶ月でとび職時代の年収を超えました。今やその倍です。夢がありますよね。
れおんまん:ホストはできる限りやりたいけど、今は少しずつ自分のお店を持ってみたいと思うようになりました。
そのためにまずはバーを出して、経営を学びたいと考えています。それこそ草摩由希社長はバーもホストクラブもどちらも経営していらっしゃいます。
僕も未来に向けて、最近はよく相談させてもらっています。
れおんまん:まずバーを出して従業員の見方やお金の仕組みを詳しく知っていったほうが、将来自分のホストクラブを出すのはスムーズなのかなと思っています。
それに、社長みたいな人になりたいと思いますし、お店を持ったら『ECLIPSE』みたいな仲が良い環境を整えたいです。
「仕事って面倒なことじゃないんだよ」という考えも働いてくれる子に伝えられたらなって。
楽しんで、結果的にお金がついてきたらいいですよね!
れおんまん:こちらこそありがとうございました!