1今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は歌舞伎町『SINCE YOU…α』の部長・真ッ咲真咲さんにお話をうかがいました!
真咲さんは2018年からSINCE YOU… GROUPにて活躍するホストさん。
2023年からは部長として人事に携わり、女性だけでなく男性とお店の関係をつなぐ重要なお仕事をされています。
本インタビューでは真咲さんがホストを通して得たやりがいと利他の心について語っていただきました!
ホスト業界に興味がある方も、お店探しをしている方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:真ッ咲真咲 ホスト歴:約9年(※2024年9月時点) 役職:部長/インフルエンサー |
■在籍店舗 |
SINCE YOU…α(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/33/ |
■経歴 |
・大学在学中にホストを始める ・学業に専念するために引退 ・2018年SINCE YOU… GROUPにて復帰 ・2019年7月幹部補佐昇格 ・2020年3月副主任昇格 ・2021年7月主任昇格 ・2023年より部長として人事を担当 |
真咲:中高が偏差値70くらいある真面目な私立の学校。その後青山学院大学に進学し上京しました。
その時に1回今とは違うお店でバイトでホストを始めてみたんです。約9年前ですね。
真咲:そうですね。大学進学が当たり前の環境にいたから、大学に行きたかったわけではないんです。みんなが進学するから受験しよう、みたいな。やりたいことは特にありませんでした。
ただ漠然と「若いうちからお金を稼ぎたい」という気持ちはありました。若くして稼ぐ=夜のお仕事というイメージだったのでホストにチャレンジすることにしたんです。
真咲:あと高校の先輩の影響もあるんです。
実は今AIR GROUPの社長が高校の先輩。同じ高校の人といえばAQUA GROUPにもいます。
僕の通っていた高校は髪染めるとかピアスをするとかとは縁遠い学校だったので、反動もあるかもしれませんね(笑)
真咲:そうなんです。結果が出せなかったうえに大学もおろそかに。二つのことは一緒にできないんだとわかり、当時は学業を選びました。
でも心残りはありました。大金も稼いでないし、売れっ子と言われるような売上も出せなかったんです。
それに大学に戻った時に「何がしたいんだろう」という迷いも生じました。経済学部だったんですが、周りは銀行員になりたいとか公務員の道を目指したりだとか……。
僕はそれらに面白みを感じなかったっていうのは一番の理由かもしれませんね。
真咲:現在VAMPIREで代表をしている春-HAL-さんに「良かったら1回見に来て」と誘われたのがきっかけです。
それがαの前身であるSINCUYOU AMZ(シンスユーアムズ)でした。
春-HAL-さんとは最初にバイトでホストをしていた時からの付き合いなんです。春-HAL-さんのお客様が僕のプライベートの女友達で(笑)彼女と一緒に飲みに来てくれていたんです。
それで実際に見に行った時に渋谷凰(しぶや こう)さんという方に出会いました。凰さんは同じ大学出身。しかも売れっ子でした。
同じ大学出身の売れているホストを間近でみたい、一緒に働きたい、と思って入店を決意したんです。
きっかけが春-HAL-さん、決め手が凰さんですね!
本当に人とのめぐり合わせです。SINCE YOU…GROUPに入った2018年が僕の転機でした。
真咲:このお店に来てからすべてが変わりました。売上のほうも調子が上がり、今まで到達できなかった数字を出せたり、自分のイベントを打たせてもらったり……。
お金で生活って変わるじゃないですか。そういう意味でも人生の転機となったんです。
アドトラックにも4〜5回ほど載せてもらいました。恥ずかしさもありながらも、やっぱり憧れでしたからね。
バイトの時からホストはめちゃくちゃ楽しかったけど、このグループだから長続きしたのかなって。もう7年目になります。楽しくなければここまで長続きしないと思います。
真咲:笑顔と大きな声とお酒を残さないこと。
僕は笑わせることが好き。「楽しませる」とか「夢を見せる」とかよりも笑いを取りに行っていました。
だからとにかくまずは笑顔。一緒に話している時に相手がつまらなそうだったら、自分が楽しくても微妙になってしまうじゃないですか。
バイトでホストを始めた時から上司とか売れている人とかで「接客うまいな」と感じる人をとにかく真似していました。その女の子たちを楽しませている人たちの共通点が「声が大きい」と「笑顔」だったんです。
これらを究めていたのが、VAMPIREの春-HAL-さんだったんです。春-HAL-さんは人を気持ち良くさせるプロ。
もちろんかっこいいアイドル系のホストさんもいらっしゃいますが、僕は春-HAL-さんの人を笑顔にする接客が好きだったのでとにかく真似しました。
でもその前提として大切なのは「グラス一杯の価値」。そこを理解しないと結局女の子の気持ちは汲み取れないと思います。
真咲:そうですね。
やっぱりこういう業界なので女の子たちの職種も幅広いんです。その中で自分の数字を上げお給料をいただけるのは、女の子たちが頑張って稼いだお金を払ってくださるからこそ。
親が言っていた「お金稼ぐの大変なんだぞ」という言葉が身に沁みます。
ホストをして「金銭感覚バグるよ」とホストをしていない友達には言われていましたが、女の子の頑張りで成り立った上のお給料だからお金に対する価値はホスト以前と差はありません。
もちろん若い子たちが高級車乗ったり稼げる夢のシンボルになるのも良いことだと思います!うちでいうと聡真がそうです。夢を見ることもホストでは大事なことだと思います。
真咲:はい!指名は頂いていますが、ナンバーを上がって1年半経ちました。
売上でしんどくなってしまった部分があり……でもお店には関わりたいと思い興味のあった人事職に就きました。
やっぱり人と話すことが好きなんですよね。今は男の子たちにどうしたらお店に入ってもらえるかを考える仕事です。僕自身お店が好きなので、まだ働いていない男の子たちにお店の魅力が伝われば嬉しいですね。
男の子たちとの触れ合いのほうが難しいと思いますね。
真咲:今1番意識しているのは体入の時のクロージング。向こうからしたら初めましての相手。だからこそ居心地の雰囲気を提供して、その日を終えられればなと思っています。
もしかしたら馴れ馴れしいかもしれませんが、働いたビジョンが浮かぶように接しています。
だから面接もかなりラフです。お酒もOKですしタバコも吸ってOKです。昼職の面接じゃ考えられないですよね。
実際、主任のはじめと副主任のユアンは「あの時とにかく楽しかったから、今後も楽しく働けると思う」といって入店を決めてくれました。
真咲:そうかもしれません!
また経験者の方からみても、自分のお客様を楽しませてくれると思ってもらえるのではないかと!うちはキャストの接客力が高く、「お店が好き」と言ってくれる女の子がほとんどです。
女の子も「担当好きだけどお店は……」という子よりも、「担当は普通だけど、お店が好き。ヘルプが好き。」と言ってくれるほうが長く通ってくれるんです。
僕がプレイヤーをしていたときも、本当に仕事がやりやすかったですね。卓が被っていてもヘルプが楽しく場をつないでくれるので!女の子に不満を言われることも基本的にはなかったかな。
真咲:うちはキャスト同士の仲が良いからか、恩を恩で返すようにみんなの協力体制がスムーズなんです。チームで協力しあうこともできていますし。またシャンパンコール隊、DJ隊、おもてなし隊と役割が一人ひとりに与えられています。
ヘルプだったり、同業様への接客だったり、体入の子たちへの対応も積極的にやってくれていますよ。
真咲:やはり距離の近さです。従業員同士だけでなく上司、社長、代表ともかなり距離が近い環境です。
自分で考えるだけでなく売れている人の成功体験をすぐに聞けるので、成長面でみるとかなり近道ですよね。やりやすいなって思いますよ。
実際、支配人の聡真と代表代行の美咲輝は未経験スタート。特に聡真は未経験3年でSINCE YOU…GROUPの顔になりました。
αは未経験から伸びている子がほとんどです。成長しやすい環境なんだと思います。新人がいきなり代表と話せる、という規模感は強みですね。
正解を教えてもらえるのであとは行動するだけ。行動し続ければ結果を出せると思います。
「あの人は顔がかっこいいからでしょ」と思うかもしれないけど、ホストを1ヶ月もやれば垢抜けます。美容整形のサポートもありますし、見た目を変えたい方もぜひ応募してほしいですね。
真咲:SINCE YOUはSNSが弱いと言われています。それで有名になったんですが(笑)うちの店舗でみても誰もインフルエンサー的な存在がいない。だったらやるか、といろいろ考えたんです。
それでたどり着いたのがうまい棒(笑)全身タイツを着て発信するようになりました。
うまい棒なら誰でも知っているし、見た目がインパクトがあるし、春-HAL-さんの提案も取り入れています。見た目の特徴でまずはお店の認知を図っています。
楽しそうだなと思ってもらえたら、お店のためにも自分のためにもなるんじゃないかと!頭から被るタイプの全身タイツなので夏は暑くてしんどいんですけどね(笑)
真咲:ずっとそうかもしれないですね。自分のためだけに頑張れたことってないかもしれません。
例えばテストの点数。良い点をとったら親が喜んでくれる。中退してしまったけど、大学入学も親父が「うちの息子が青学ぞ」と自慢してくれてて嬉しかったんです。だから受験ももしかしたら親のためだったかもしれませんね。
ホストもそうです。売れたいなって思って入店したけど、春-HAL-さんをはじめ僕をかわいがってくれた人たちに「かわいがって良かったわ」って思ってもらえるように頑張っていました。
お金が欲しいっていうきっかけで最初はこの業界入りましたけど、結果に繋がったのは人のためにっていう気持ちが強かったです。
相手の気持ちになるのは、接客中も体入で男の子と触れ合う時も意識しています。自分自身も初めて体入に行った時に「怖かった」って思ったので。
僕自身も歌舞伎町に怖いイメージを持っていたし、インパクトが強かったので今でも思い出せます。面接してくださった方も今でも覚えているほど。
だからこそ実際働いてみると楽しいということを、体入でイメージしてもらえることを大事にしているんです。
真咲:全員でお金を稼ぎたい。綺麗事にはなるかもしれないし、お金がすべてではないですけど、みんなで1,000万単位で遊べるような大金を持つ感覚をみんなで共有したいです。
一緒に働く人たちと良い結果を出して全員で良いものを食べて変えて、という夢のある生活を送れるようになるのが理想です。
そのためにも店を有名にしたい。知名度を上げて男の子にも女の子にも良さを知ってもらいたいです。
うちの採用条件は「やる気」のみですから!
真咲:本当にそう。あと「売れたい」「稼ぎたい」という野望があると良いですね。
夢を応援しようというのは、グループの信念。夢がホスト業界に通ずるものでなくても問題ありません。夢のために資金を稼ぎたい、といえばサポートします。
ホストは将来の生活を豊かにする仕事だと思います。一生ホストでという人もいると思いますが、それは一握り。若いうちに稼いだほうが良い業界だと認識しています!
やる気があって夢のある子と働けたら嬉しいです。
真咲:ありがとうございました!