エンターテイナー『＆i』七色優が語るホストクラブ激戦区・大阪ミナミでの必勝法とは？【独占取材】

―まずホスト歴を教えてください。

七色優：ホスト歴は6年です。僕は28歳で始めました。ホストにしてはスロースターターですね！

ホストを始めたきっかけは美容整形の仲介会社をやりたいと思ったから。

どんな人が美容整形にお金を使うかって考えたときに、夜職の人だなと思ったんです。ただ夜職の知り合いは全くいなくて……。だったら自分で夜職のホストを始めてみようって。気が付いたらこの世界に飛び込んで6年も経っていました（笑）

現在、ホストとしては順調です。ホスト業界っていう市場が注目されていることも影響していますね。

―グループの中でも七色さんはしっかり結果を残されていますよね。

七色優：ありがとうございます！店舗では売上・組数V13で、グループ全体で見ると売上V8、組数はV13（※2023年12月時点）かな。

―売上・組数ともにNo.1を取るための秘訣は何でしょうか？

七色優：これはみんなにも言っていますが、「努力」と「真面目」ですね！

毎日遅刻せず、真面目に働く。売れた後ってだらけやすいんですよ。なぜかっていうと、お店にもよりますが売れるようになると「スライド出勤」を使用できるようになります。出勤時間を遅らせることができるのですが、僕はその制度を使いません。

新人の時から出勤時間を変えずに働いています。いわゆる「初心を忘れず」ということですね！売上・組数ともにNo.1を取るためには売れても出勤時間や態度を変えない。これが売れ続ける秘訣だと思います。

だからかもしれませんが、指名してくれる姫たちも僕に似ている子が多いかも？そう考えるとホストと姫って鏡みたいだなって思いますね。

―七色さんのX（旧：Twitter）のポストが深いなと感じました。

七色優：ありがとうございます(笑)

僕、勉強が好きなんです。本を読むのも動画を見るのもそうだし、同業（他店舗のホストクラブに行くこと）もたくさん行きます！

X（旧：Twitter）では、基本的には美容のことをポストしていますが、中には先駆者の言葉の中から「いいな」と思ったものも取り入れています。実は僕って自己流ってないんです。成功者の良いところ取りです。

良いところ、自分に活かせるところだけを取り入れて、自分なりにコピーして仕事に活かしているんですよ。先ほど触れたXの「努力は夢中に勝る」も当てはまりますね。結果を出している人も同じことを言っているので、ポストして忘れないようにしているんですよ。

―ちなみに、七色さんはホストのどういったところに楽しさを感じますか？

七色優：努力が結果につながるのが早いこと、それから良い意味でも悪い意味でもいろんな人と出会えることですね。

人の感情って毎日こんなに変わるんだっていうのがわかる仕事なので、毎日何かしらの刺激があって飽きがないです。

―一方で苦しいと感じる時、七色さんはどう切り替えていますか？

七色優：毎日出勤することですね。毎日のルーティンをどれだけ正確にできるかに尽きると思います。

僕も出勤したくないなとか、だるいなとか思うこともあるんですけど、休みの日でも予定がなくても、お店に寄る、ミナミに足を踏み入れる。

この絶対的なルーティンを守るようにしています。

―＆iの代表になるまでの大まかな流れを教えてください。

七色優：&iはAmbitious groupに属しているのですが、実は&iやAmbitious groupができる前に別のホストクラブにまず入店しました。

正直、どこのホストクラブが良いとか悪いとかわからなかったので、そのホストクラブを選んだ特別な理由はなかったものの、そこで七色吟社長（現：＆iの社長）に出会いました。

七色社長は「この人とずっと一緒にいたいな」と思えた人です。実は、僕は一度Ambitious groupを離れていたのですが、もう一度社長と働きたくて戻ってきているんです。戻ってくるのは最初から決めていたんですが。

一度別の大手グループのホストクラブに入店して、そこでNo.1という結果を残して、4年前の2019年～2020年頃にAmbitious groupに戻ってきて『＆i』の代表になったという流れですね。

―七色さんの源氏名は尊敬されている七色吟社長が由来ですか？

七色優：はい！そうですね。源氏名は社長からいただいたものです。

信頼関係は働く上で大事ですが、社長からも信頼されているからこそこの源氏名をもらえたのかなと思います。

―七色さんから見て＆iはどんなホストクラブですか？

七色優：ホストクラブっぽくないと思われるかもしれません。というのも、『＆i』のモットーは「お酒に飲まれるような営業をしない」なんですよ。

中にはホスト＝お酒というイメージを持っている人もいると思います。たしかにお酒を飲めるに越したことはありませんが、『＆i』は「お酒を飲みたい」と言われても「記憶が残らないんだったら逆に飲むな」という方針なんです。

お酒飲んでベロベロになるなら飲むなっていうことです。現に僕はお酒が飲めません。アレルギーなんでね……。

なので日々の営業中やイベントなどでお酒を飲んで潰れるホストは『＆i』にはいません。潰れて酔って帰れない、なんてこともありません。お酒を飲んで単価を上げる時代は終わったのかなと個人的には思います。今はお酒を飲まなくても売れますよ！

ただし、実力を上げてちゃんと売上を上げるために頭を使ってお客様へ接客をしようと伝えています。そのおかげか未経験で売上ゼロというホストは2023年12月現在いません。

経験者だけではなく未経験者も含めて『＆i』は全体的に接客能力が高いと思いますよ！お酒は弱いですけど（笑）

―＆iに入れば未経験からでもちゃんと接客を学べるということでしょうか？

七色優：はい、そうです。求人にも書いてあるYouTubeの限定公開で講習内容がいつでも何度でも復習できますし、売れている人、いわゆるレジェンドプレイヤーが付きっきりで教えてくれる教育制度があるんです。

何か質問や相談をしたい時に「今度ね」と言われる心配がなく、その場で納得するまで教えてもらうことが可能です。

本音を言えば、別の大手グループに在籍していた時に思っていたことですが、自分のやり方って教えたくないんですよ。自分のやり方や知識は財産なので。真似されたらライバルが増えるということを意味するんです。

でも『＆i』はナンバーを上がった人も、ずっと売れ続けている人も知識を開放しているんです。

いわば「財産を従業員に開放している」それが『＆i』の良さだと思います。やはり知識を開放しなければ、新人は育ちませんからね。本来ならばお金になるようなことを無料開放しているというと分かりやすいかと思います。

『＆i』に在籍しているホストの構成は経験者2割、未経験者8割です。しかもその経験者の中には長く売れているプレイヤーが多い。そこから学べるわけなので、結果を出せている子を多く生み出せるんです。

時代に応じた売れ方ができるように、グループ全体で教育カリキュラムを組んでいます。ホスト未経験者にとって『＆i』は良い環境なんじゃないかなと思います。

―グループ全体で教育カリキュラム！すごいですね！

七色優：僕もカリキュラムを作っています。だからたくさん勉強しています。

勉強が好きなので、いろんなホストクラブさんに行ったり、動画を見たり、そこから共通点を見つけて、売り上げの上げ方というのをオリジナルカリキュラムに落とし込んでいます。リアルタイムでどんどん更新していますよ。

ちなみに同業は週1回は行っています。知識は財産なので、お金をかけてでも学びに行っているんです。

―七色さんが後輩ホストさんを指導される際に大事にされていることはありますか？

七色優：「ホストをゴールとするな」とは口酸っぱく言っていますね。ホストだけがすべてじゃないというのが『＆i』の考え方なんです。

だからホスト以外でも通用するような社会性や常識は身に付けてほしいと思っています。ホストは土台ですから。そこから従業員たちには、ホストは人生を豊かにするための仕事と言っています。

No.1獲ったら終わり、ナンバー獲って終わり、ではなく次のステップにつながる人間性の構築を『＆i』では目標としています。完潔に言えば「ホストだけで売れるのではなく、稼げる人材になる教育をする」ということですね。

だからカリキュラムもぎちぎちに詰まった内容というわけではありません。100万円だけを売り上げるのではなく、何百万、何千万をどの職業でも稼げる実力のある人間を育てたいと思っています。

僕は働くお店選びで重要なポイントは中身、内容、環境、仲間だと思っているんですが、『＆i』はすべてを満たしていると思います。

―＆iは次のステージも目指せる場所なんですね！

七色優：そうです！だから『＆i』に入店する上で必要なものは熱量！

優しくて、人想いで、男前（笑）三拍子揃った代表である僕・七色優も面倒を見ます。内勤のトップも最後まで面倒を見ます。オーナーも社長もみんな根っから優しい人たちばかりです。安心して応募してくれればなと思います。

それに給与体制、拘束時間、教育力、どこをとっても条件は良いと胸を張って言えます。

なぜこれだけ良い条件にしたかと言えば「考える能力を与えたい」が『＆i』のモットーにあるからです。先ほども言ったように、どの職業でも稼げるような人材になってほしいからなんです。

―＆iやAmbitious groupのために考えている七色さんは素敵です！

七色優：ありがとうございます！今の目標は僕を信じてついてきてくれる従業員が売れたり、グループがこれからどんどん多店舗展開できるようなサポートをしたりすること！

僕は最高幹部として自分自身のためではなく、このAmbitious groupを多店舗展開できるように動いています。大手を超える気持ちで頑張っています！

―素敵なお話ありがとうございました！

七色優：ありがとうございました！