ホストから内勤へ転向して、絶賛内勤修行中の裏方チカラです。
ホスト業界に飛び込んで早数年。現役の時は平均月収30万~300万ほど稼ぎ、ホストの酸いも甘いも経験してきたので、そこそこホスト事情に関しては詳しいほうだと思います。
この記事では、ホスト(キャスト)や内勤の経験を基にホストの給料システムを解説したいと思います。
結論としては、ホストの給料システムはバック率に基づく歩合制で決まります。しかしお店や人によっては最低保証が適用されたり、歩合or最低保証に賞金・手当がつくこともあります。
ホストの給料システムを把握せずにお店を決めてしまうと「他店のA君と業績はほぼ同じなのに給料は自分のほうが遥に少なかった……」なんてことも。
給料システムを把握していれば求人に書かれたお店の給料システムが読み取れて、より自分の稼ぎたい金額や働き方に合ったホストクラブを選べるでしょう。

ホストの給料システム(体系・構成)は以下の3つです。
ホスト業界に興味を持っている方や、入店したばかりの新人ホストは、ホスト=高収入というイメージを持っているかもしれません。
とは言え、稼げる仕組みを知らなければ給料のイメージも浮かばないと思います。
まずは最低限押さえておきたい基本的な給料システムを確認しましょう!
多くのお店が採用している給料システムと言えば、「歩合給(歩合制)」です。歩合給とは、自身の業績に応じて給料が決定するシステムを指します。
しかし、業績が良くてもその全額が給料になるわけではありません。業務に必要な経費が差し引かれた金額が最終的な給料になります。
この業績に対して何%の割合で給料が決定するか、示したものをバック率(歩合率)と言います。
バック率はおおよそ50%~80%前後で設定され、業績からこのバック率を適用した金額が給料として支給されるわけです。
たとえば、バック率が50%で月に30万円の業績を挙げた場合、給料として支給される金額は15万円。このように、歩合制の場合は業績×バック率=給料となります。
そんな歩合給のメリットとデメリットは以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・業績が上がれば給料の額も引き上がる ・給与に対するモチベーションが上がる ・同年代より頭ひとつ抜きんでて稼げる |
・給料が業績に直結するので収入が安定しない ・時間やかけた金額に対してリターンがない場合も ・不安がつきまとう |
スライド制とは、業績の増加に応じてバック率も引き上がるシステム。
簡単に説明すると、業績30万×バック率50%=15万円だったのが、業績100万×バック率80%=80万と、業績に対してバック率が高まるからこそ、給料の還元率も引き上がるといったシステムです。
求人の給与説明欄にバック率50%~80%と幅を持って記載されている場合は、スライド制を導入していると考えられるでしょう。
最低保証とは、名前のとおり最低限の給料を保証する給料システム。正社員やアルバイトで言う基本給のことです。
歩合制の場合、お客様も業績もゼロであれば当然給料も0円となります。とは言え、給料0円では生活が成り立ちません。
特に未経験の新人ホストの場合、ホストとしてのノウハウを身に付けるまで時間が必要です。最低保証は、その期間の生活を支えるための給与システムと言えるでしょう。
なお最低保証には、日給保証と月給保証の2種類に分けられます。
日給保証では、出勤日数に対して日給を掛け合わせた金額が給料として支払われます。日給相場はお店や地域によって差がありますが、おおよそ5,000円〜10,000円ほど。仮に日給6,000円のお店で20日出勤したら月の給料は約18万円となります。
月給保証は、決まった日に1ヶ月分の固定給料がまとまって支払われるシステムです。サラリーマンの給与システムやサイクルのイメージですね。月給相場もお店や地域によって異なりますが、おおよそ15万円~20万円ほどです。
| メリット | デメリット |
| ・給料が保証されるので安心して働ける | ・期限や金額に縛りがあることも |
多くのホストクラブでは、毎月支払われる給料以外にプラスして賞金や手当を用意しています。
賞金はお店によってさまざまですが、支給条件を満たしたホストへ渡されます。
手当は役割や貢献に応じて支払われます。いずれも金額は1,000円~数万円ほどです。
ホスト(キャスト)の給料は歩合+賞金・手当の合計金額、あるいは最低保証などで決定します。
しかし、もっと細かく見てみると、総計バックと小計バックかで給与額は変わります。
小計とは、お酒やフードといった飲食代、セット料金、テーブルチャージ、同伴料などを合計した金額を指します。
総計とは、小計にTAX(サービス料・消費税)などを含めたお客様が支払う合計金額です。
これらを踏まえた上で、小計業績を30万円と仮定し、小計計算または総計計算に分けた場合のホストの給与額を見てみましょう。
| バック率 | 小計計算 (小計業績30万×バック率) |
総計計算 (小計業績30万+(小計×TAX)×バック率) |
| 50% | ¥150,000 | ¥180,000 |
| 60% | ¥180,000 | ¥216,000 |
当然ではありますが、小計ベースor総計ベースであれば、後者の総計ベースのほうが給与額は高くなりますね。
ただし、把握している限りだと、総計バックか小計バックかまで記載している求人は少ないです。よって、どちらのベースを採用しているかは、面接の時に問い合わせる必要があります。

このように混乱している男性もいらっしゃるかと思います。
ここからは初心者・アルバイト・経験者ごとに分けて、大まかな給与システムの仕組みを図説と共に解説いたします。ここで一度情報を整理しましょう!

ホスト初心者・未経験者は、歩合給または最低保証のいずれかによって給料が決定する場合が多いです。
画像のとおり、たとえば最低保証金額>歩合給であれば最低保証金額が優先され、最低保証金額>歩合給であれば歩合給が優先されます。
なおほとんどのケースで、最低保証金額を歩合給が上回っていた場合は歩合給のみの支払いとなります。最低保証金額も歩合給も貰えるというお店は極めて稀でしょう。

ホストクラブの雇用形態は大きく分けて「レギュラー」と「アルバイト」2種類。簡単に説明するとレギュラー=社員、アルバイト=バイトです。
特にアルバイトとしてホストで働く場合、最低保証にプラスした歩合給が給料として支払われることが多いです。
画像をもう少し詳しく説明すると……
このようなケースであれば月のお給料は5万円です。
なお最低保証+歩合給と聞くと「レギュラーより稼げるのでは?」と思いますが、アルバイトの場合はバック率が平均20%とかなり低く、稼げるチャンスはレギュラーのほうが高いと言えます。
経験者であれば歩合給が適用されます。経験者とは過去にホストとして働いていた、他店から移籍した、あるいは保証期間が過ぎたといった方々が挙げられます。
歩合給は先述したとおり、業績×バック率で給料が決まります。よって業績金額が最も重要です。
具体的な給料例に関しては次の章で説明いたします。
初心者から経験者にかけて、ホストの月給例は以下の通りです。
なおホストの比率で言うと、7割が月収20万円、2割が月収~80万円、残り一割が80万円以上という調査もあります。3割が月収80万円~それ以上と考えると夢がありますね。
入店1ヶ月目は最低保証の15万をいただいてひたすら接客していました。ただ3ヶ月目突入と共に保証期間が終わって、完全な歩合給になって給料8万……!
これはやばいぞと先輩のヘルプにたくさん付いたり、接客のやり方を変えたりしてとにかくがむしゃらに働いていました。
入店1年目で、経験を積んでより良いホストを目指して、月収を着実に増やすことができました。
ここでは、次の3つについてもう少し詳しく解説いたします。
未経験で入店1ヶ月~3ヶ月以内に給料100万目指すのは至難の技です。目標金額が高いがゆえに、理想と現実のギャップからモチベーションが下がったり、やるべきことを見失ったりしてしまうこともあるでしょう。
そうならないためにも、まず入店1ヶ月目~は皆勤賞をはじめとした賞金、ヘルプやレギュラー手当といった短期目標を掲げるのもひとつの手。
ひとつ目のゴールを毎日出勤=皆勤賞、2つ目のゴールをヘルプ・レギュラー手当、3つ目は……、そしてそれら短期目標を達成した先に、将来的に100万円の獲得を目指すといった形です。
歩合給でも最低保証でも、賞金をもらえれば+αで収入アップを狙えます。
特に皆勤賞は少額ですがコツコツ出勤できれば誰にでも狙えるので、おすすめ。お店が定めている出勤回数をクリアすれば、基本的には全員に支給されるというのも魅力です。
そのほか賞金は頑張るモチベーションにもなるので、おのずと業績が増え給料アップに繋がるでしょう。
手当を狙うのも一つの手。
特にヘルプ手当は新人ホストにとって重要な収入源になります。金額はひと卓あたり大体1,000円ほどとさほど多くありません。
しかし、ヘルプをすることでトーク力や接客力を磨けます。右も左もわからない新人がまずできることと言えば、ヘルプについて先輩の接客を学んで吸収することです。
ヘルプ回数に応じて手当が貰えて、さらに技術も学べる。一石二鳥なので、積極的にチャレンジしていきましょう。
他にもレギュラー手当といったレギュラー出勤すればもらえるものも。意欲的に出勤してお店を支えてくれるホストに支払われるのが、このレギュラー手当です。
ホストクラブによって手当の種類や数は異なります。+αで収入アップを狙うならまずお店にどんな手当があるかを確認してきましょう。
当たり前ですが、顧客を増やして業績を伸ばせば収入もどんどん増えていきます。
ホストの給料は業績によって左右されます。この業績はお客様が多ければ多いほど引き上がるチャンスがあると言っても過言ではありません。
賞金や手当は上限金額が決まっていますが、業績に天井はありません。頑張りが実ればいくらでも給料をアップさせることができます。
誰しも高収入に憧れてホスト業界に入っていると思うので、賞金や手当を上手く活用しつつ業績を着実に伸ばしていきましょう。
ホストの給料システムは、歩合給or最低保証+賞金・手当です。
なお初心者・アルバイト・経験者別に分けると、次のような給料システムが適用されるケースが多いです。
歩合給の時の給料例を挙げると、たとえば、バック率が50%で月に30万円の業績を上げた場合、給料として支給される金額は15万円。このように、歩合制の場合は業績×バック率=給料となります。
より多くの収入を目指すなら、顧客の数を増やす、客単価を上げる、お客様の予算の把握などは前提として、それらに変動されずに1円でも給料を上げるなら「賞金を狙う」「手当てを狙う」と良いでしょう。
稼ぐなら自分が働く、あるいはこれから働くお店の給料システムの把握は必須です。給料システムを押さえて夢のような高収入への一歩を踏み出しましょう!
裏方チカラ☆内勤
プレイヤー時代に裏で支えてくれた内勤さんに憧れ、縁の下の力持ちである内勤の道へ。お店を支えられる立派な内勤目指して日々奮闘中!副業としてライター始めました。 内勤目線でホストの魅力を伝えられればと思ってます!
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