今話題のホストさんをご紹介するシリーズ。
今回はホスト歴8年の大ベテラン、大阪ミナミ『&i』で働く櫻井敦司(さくらい あつし)さんにインタビューをおこないました!
『&i』は「おしゃれでカッコいいエンターテイナー集団」をコンセプトとするホストクラブ。教育プログラムに力を入れており、未経験でも売れやすい環境が整えられています。
180cmのスラッとした櫻井敦司さんは現在教育にも携わる『&i』の重要メンバーのひとり。そんな櫻井さんに売上の上げ方やお客様の見分け方をお話いただきました!
ホストに興味がある、ホストとして売れたいとお考えの方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:櫻井敦司 ホスト歴:8年(※2024年1月現在) 役職:主任 |
■在籍店舗 |
&i(大阪府/ミナミ) URL:https://hostjob.jp/osaka/area80/814/ |
■現役時代の最高売上 |
ポルシェが買えるくらい |
■経歴 |
・18歳でホストデビュー ・一時はホストとバーテンダーの二足の草鞋を履く ・現在は『&i』主任と中核メンバーの1人となる |
櫻井敦司:7〜8年(2024年1月時点)です。前職はバーテンダーで、一時期はホストとバーテンダーの二足の草鞋を履いていました。
もう少し詳しく経歴をお話すると、まず高校を卒業した18歳の時にバーテンダーになりました。バーテンダーは中学生の時からの夢だったので、高校卒業と同時に思い切って挑戦しました。
ホストを始めたのも18歳の時です。実家を出て一人暮らしをすることになり、バーテンダーのみの給料だと生活が厳しかったので、生活費を稼ぐためにホストを始めました。当時の本音としてはホストの仕事はあくまで生きていくための手段でしたね。
櫻井敦司:はい、幸いすぐに売れたので安定しました(笑)
さすがに入店して初月は安定しませんでしたが、2ヶ月目に入ると食費も困らないくらい稼げるようになりました。そこから現在に至るまで上手くいっていますね。
バーテンダーをしつつホストもこなす生活が続いていましたが、しばらくして貯金を貯めることができたので、そのタイミングでバーを開業しました。今から5年半ほど前なので大体2017年~2018年頃ですね。
バーテンダーとして接客もしながら経営にも目を向けて、さらにホストも続けていたので当時はかなり大変でした。ホストの仕事が終わった後にバーの営業に向かうという1日だったので……。正直両立はできていなかったと思います。
櫻井敦司:そうですね……、自分の経験談を振り返るとホストは負けん気が必要だと思います。
ほかのホストに負けたくないという想いがないと売り上げは上がらないし、ナンバーにも入れませんからね。僕は「自分の収入を上げたい」という思いも強かったので、ホストという仕事に対しても本気になれたんだと思います。
櫻井敦司:最高月収は安めのポルシェが買えるくらいでしょうか!
櫻井敦司:ホスト側から如何に「あなたに興味があります」とお客様に見せることですね。まずホストはお客様に興味を持ってもらわなければいけません。
例えば「好きなものはありますか?」といって相手の興味を探る質問をするとします。この時にただ質問するのではなく、「僕は〇〇が好きなんですが、あなたは何が好きですか?」といった聞き方をするんです。
まず自分を出しつつ相手を知る。ありきたりな質問は絶対にしてはいけませんし、当然ですがお客様の名前もしっかり呼びます。
お店に来て指名していただけているからこそ、お客様に「あなたに会いたいからお仕事を頑張る」と思われる存在になりたいですしね。
櫻井敦司:「素で勝負すること」ですね。お客様とお話する時は自然体で向き合うようにしています。
ホストを始めたての頃は、仕事の時とプライベートの時でスイッチを変えていたんですが、精神的にも体力的にも疲れちゃうんですよね(笑)
だから今はプライベートと接客時はさほど変わりはありません。
櫻井敦司:ホストを始めて4年目くらいの時にちょうど壁にぶつかりましたね。その頃ってまさに「ホストとしての売上と指名本数が伸び悩んだ時」なんです。
だからもし売上や指名で伸び悩んでいる方が目の前にいたら、素の自分で接客できていないなら今の営業方法はやめたほうが良いとアドバイスしますね。実際今はプレイヤーよりも指導側の立場なので、後輩にもそういったアドバイスをしています。
櫻井敦司:ドライブに行って無になる時間を作ったり、散財したり……僕は多趣味なのでゴルフやバスケをやったり、ゲームをやったり、なんでもします。冬ならスノーボードもしますよ。
1人になることもありますが、誰かと一緒にドライブしたりすることもあります。仕事外で好きなことをする時間は見つけられますからね。
櫻井敦司:『&i』がオープンする時にオーナーに声を掛けられたからです。
実は、僕は24歳の時に一度ホストを辞めているんです。でも『&i』のオーナーが自分の店を出すと聞いたので、「僕も一緒に働かせてほしいです」と言って改めてホストの門をたたきました。
櫻井敦司:いわゆる中型店なので、最高役職と呼ばれるような立場の人と新人の距離感が近いのが特徴的ですね。休みの日に一緒に遊びに行くくらい。
そういった点も影響しているのか、未経験者は入店しやすいかなと思います。実際今は未経験から始めたホストのほうが多いですし。年齢層は上から下まで幅広く、24~25歳の方もいますよ。
ちなみにお客様も統一性はなく、年齢もバラバラ。いわゆるマダムの方から若い子まで、さまざまな女性が来店されますよ。
育成方針としては、仲間意識を持つことでしょうか。従業員同士のコミュニケーションが後の売上にもつながります。他者と協力することが苦手な人もいるかと思いますが、少しずつ『&i』の仲間を頼って欲しいなと思います。それが自分の売上や指名という形で返ってくると思います。
僕としても後輩と良い関係が築けるよう、たとえば趣味きっかけで徐々に心の扉を開いていければと思います。それは先輩ホストの役目だと考えています。
櫻井敦司:まずは「数をこなそう」と言いますね。それは、ホストという仕事に如何に時間を使うかが肝になると思っているからです。
何もしていない人に何かしてくれる人って、才能や魅力がない限りいないですよね。だから時間があるなら時間を使いなさい。それがまず売上を上げる第一歩です。
時間を使って数をこなすと、おのずと自分のお客様になるか否かが見極められるようになると思います。
櫻井敦司:回答が難しいですが、僕個人の意見を述べると「嘘をついているか」「愛嬌の良さ」「一般常識」でしょうか。
一般常識や愛嬌があって、嘘をついていない、あるいは上手く交わせるようなお客様はまたホストクラブに来店してくれる傾向があるかなと。まぁその前にお客様に選ばれないといけませんが(笑)
あとはホスト側の素質も大事だと思います。人生経験や年齢などを重ねると徐々に見極められるようになりますね。個人的にはやんちゃしていた人のほうが、早くからお客様を見極めている印象です。
学歴でみる頭の良さというよりは、地頭の良さがホストには必要かもしれませんね。
櫻井敦司:あくまで僕の考えですが、自分の力で生きていけるだけのお金を稼げるようになること。それから自分の卓を任せても良さそうと思えたら一人前のホストになれたと言えると思います。
そのためにも入店直後は、ホストという仕事をしっかり学ぶ必要があります。『&i』の魅力は「上下の距離の近さ」だけでなく、「未経験者・新人の伸びが早い」「教育プログラムがしっかりしていること」なんです。
上下の距離の近さは先ほどもお話ししたように、中型店だからこその濃い関係値が築けています。未経験者が入店しやすいのは、距離の近さも要因だと思います。
教育プログラムのテーマとしては、「何をして良いか分からない」状態を作らないようにすること。だから新人の成長スピードが速いんです。個人差はありますが、半年ぐらいで役職つく子もザラにいます。なにせ売れるための教育をしていますからね。現在はベテラン3人でお仕事を徹底的に教えますよ。
『&i』は教える人の人数が多い。だからやる気さえあれば売れるようになります。売上が上がります。ぜひ応募お待ちしています!
櫻井敦司:経営サイドに回ることです。また別の角度からの自分を見せられるよう、将来的には経営に回りたいですね。
櫻井敦司:ありがとうございました!