今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は、現役大学生ホストでありながら月間売上1,200万を達成した『SUGAR』の龍さんにインタビューを決行いたしました!
『SUGAR』はのLuminous Collection系列店である横浜のホストクラブ。2024年にオープンしたばかりではありますが、売上1,000万OVERのるいるいチャンス支配人やキキ代表を筆頭に実績のあるホストが勢揃いする注目必至のお店です。
本記事では2023年9月に1,200万円、同年11月に主任に昇格し、新店SUGARのProducerと飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する龍さんの素顔に迫りました。
龍さんのホスト歴や必勝法、接客時に意識していることなどを知りたい方は、ぜひ最後まで記事を読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:龍 役職:Producer ホスト歴:2年弱(※2023年11月時点) |
■在籍店舗 |
SUGAR(神奈川県/横浜) URL:https://hostjob.jp/kanagawa/area26/20/ |
■最高月給 |
1,200万円 |
■経歴 |
・横浜と歌舞伎町のお店を経験後にENVYに入店 ・2023年9月に月間売上1,200万円を達成 ・2023年11月に主任に昇格 ・2024年新店SUGARのLuminous Collectionに |
龍:2年弱ぐらいです。横浜で半年、歌舞伎町で半年ぐらい、その後にまた横浜に戻ってきて半年といった感じでお店を転々としていました。
龍:1,200万円です。今(※2023年11月)在籍している『ENVY』に入店して3ヶ月目にこの売上を立てることができました。
龍:絶対嘘(笑)
龍:僕は行動力があるタイプではなくて、頭を使って仕事をするのが向いているタイプだと思っています。
たとえば、業務時間内でどのように営業をすれば自分の売上や組数、給料につながるかといったものを計算して、一番最適な方法を実践するようにしていますね。
その月の売上目標から逆算する、いわばゴールに対してどのように日々営業すればその金額を達成できるかを考えています。
龍:そうですね。特に自分の場合は限られた時間を効率的に使うようにしています。
「これはこうしたらいい、これはこうしたらいい」というように、効率の良いやり方を見つけられれば目的を持って行動しやすくなるからです。
ホストというとコミュニケーション能力が高い人が売れているというイメージが強いですが、売れている人ほど時間が限られてくるので、効率的に物事を考える能力も求められると思います。
龍:僕は学生も兼ねているため、ホストにかけられる時間や労力は限られてしまいます。
ホスト一本で働いている方と比較すると使える時間は圧倒的に少ないんです。逆に使える時間が限られていたからこそ、効率を考えるようになって、結果として売上を上げられたのかもしれませんね。
龍:喋るときは内容の濃い話ができるように心がけていますし、あとは接客時の振り幅も考えていますね。
たとえば1万円を使ってくださったお客さんには1万円の楽しみ方ができるようにするとか。10万円、100万円、500万円とお客様は大金を支払ってくださるわけなので、そのお金に対してしっかり内容の濃さや振り幅を考えながら接客をします。
とはいえ、金額を問わずホールに出たら全力で接客をしていますよ!
龍:僕自身だけの話で言うと、1日寝たら忘れるタイプなんです。
後輩からもよく似たような相談を受けるんですが、とにかく仕事から離れることが大事だとアドバイスしています。
たとえばご飯に行く時は絶対に仕事の話はしない、むしろ仕事とは関係のない他愛のないプライベートの話をするとか。
龍:お店が休みでも仕事のことは意識してしまいますし、学生としての本分もあるのであまり休みはないんですが……。
予定がないときは基本的に家で過ごしていますね。一人家でゆっくり過ごしたり、サウナに行ったりもしますね。
龍: 2023年9月末に売上が1,000万円を超えるとわかっていたので、思い切って600万円ぐらいのベンツを買いました。
元々スポーツ選手をしていた時もあって、その時の貯金も合わせて何とか買えた感じですね。
龍:基本的に営業中はお酒を飲まないので、イベント日以外は基本的にベンツで出勤してます!
龍:昇格しての心境の変化というと、お店について深く考える機会が増えたことですかね。
ホストという仕事をする上で役職は一番意識していましたし、現状に満足しているわけではないのでさらなる高みは目指していきたいです。
龍:自分は売れたいというよりも、お店を大きくしたいという思いが強いのかもしれません。
将来的に後継者のような立場になりたいので、そこに関しては他のホストよりも強いような気はします。
龍:学校を卒業できる程度には頑張っていますね。
両立が難しいかと言われたらそうでもなく、遊ぶ時間もいっぱいあります。両立に関しても、効率的な考え方が求められるのかなと思いますよ。
龍:正直な話、ホストをやる前は僕も怖いそう、大変そう、悪そうというマイナス感情を抱いていました。
今でこそ、そのイメージって偏見だったなと思いますし、実際に試しに働いてみたら業界のことがわかって、僕の中でのホストクラブへの偏見はなくなりましたね。
ホスト業界を知らないからマイナスイメージが広がるのも無理はないと理解しつつ、皆さんが抱いているイメージを訂正したいという気持ちもがあります。
龍:そうですね。たとえば新規のお客様の多くはホストクラブへの偏見を持っている方が多いので、あえて僕はホストっぽさを出し過ぎないようにしています。
服装にしても、ルックスにしても、ホストっぽくない自分を作りたいと考えています。あとはホストっぽい臭い言葉も言わないようにするとか。
どちらかというと、推し活のように応援してもらえる存在になりたいですね。
龍:極端にいえばそうかもしれないですね (笑)
出会う場所はどこであれ、1対1の対話、1対1の出会いを大切にしています。大事な出会いになるよう全力でおもてなしします。
龍: わかりやすく言うと「部活動をみんなで頑張っているような集団」ですかね。
「負けたくない」「系列のeveさんには勝ちたい」など、一人ひとりが熱い想いを持っていて、その感情を大事にしながら一致団結しています。
ホストってライバルを蹴落としてなんぼ、ナンバー争いが激しいといった個人主義なイメージがありますが、お店という単位でみたらチームだし、特に『ENVY』は目標に向かって突き進む友情や仲間意識がすごく強いと感じています。
龍:そうなんですよ!
たとえば姫にシャンパンを入れてもらった時のマイクパフォーマンスの時にホスト、ここで言う仲間の想いを聞けるのですが、その時やその月の仲間の頑張りや苦悩を聞くと心が熱くなりますね。
「先輩はor後輩は毎日こういう想いで働いていたんだな」って。
龍:確かに(笑)
龍:自分は結構良いなって思っています!
2023年にオープンしてばかりではありますが、わかりやすくいうと売上のバックよりかは、会社でいうところの初任給みたいなものが手厚い。
新しく入ってきた人に手厚くするお店だと思うので、入って半年ぐらいはすごく得なんじゃないかなと思います。
保証期間もありますしね!
龍:ホストをやるにあたっては、まず飛び込んでみて自分のカタチを確立できるよう、本人の力量を見極めて指導していくようにはしています。
ただ、お店としては自分に合ったものを見つければ問題ないというスタンスです。
お酒を積極的に飲むとか飲まずに売上を上げていくだとか、どういう容姿・見た目でセルフプロモーションをしていくとか。
自分にあったスタイルが確立できるようにフォローはしますよ。
龍:そうですね。まさに「十人十色」を大事にしているところはあると思います。個性はそれぞれ異なりますから。
龍:3対1ぐらいで未経験者が多いですね。
経験者がお店の売り上げを工面しながら、後輩たちを教育していくのが『ENVY』の特色なんです。
経験者が後輩に教えていく過程の中で、未経験者同士や先輩後輩間で仲間意識が芽生えることも多いですね。
龍:上下関係をしっかりしないといけないときもありますが、僕は「先輩・上司」の立場に萎縮してしまうタイプです。
そのため一定の上下関係を保ちつつフラットにやれるよう、気軽に話しかけたりしていますね。
龍:はい。お酒が飲めなくても売れる可能性はあると思います。僕もあまりお酒は飲みませんしね。
歌舞伎町や横浜のホストクラブを見てきて、お酒を飲まなくても何千万、何億と稼いでいる人は見てきました。
逆にもしかしたら人によってはお酒を飲まないほうが効率的、かつ負担の少ない売り方かもしれません。
頑張れば1億も目指せるかもしれませんよ。
龍:ホストはどうしても偏見がつきまとう世界なので、飛び込む勇気がある人であれば十分やっていけると思います。
あとこの世界はメンタル勝負なので、継続できる人や自分の信念を持っている人は成長速度が速いと思います。
龍:連携がグループの強みだと思います。
系列店同士の物理や関係性などの観点から見ても距離は近いため、店舗の移籍が容易なのが当グループの強みだと思います。
龍: チーム内で教え合っている感じです。
今『SUGAR』には3つのチームがあって、それぞれチームリーダーが付いています。1つのチームにつき6~7人ぐらいのメンバーが所属しており、そこで営業のコツや売上の上げ方を綿密に教え合うというわけです。
教育体制がしっかりしているので、未経験者も安心して働けると思いますよ。
龍:まずは「大きい店舗でやりたいのか、それとも小さい店舗でやりたいのか」を決めると良いかなと思います。
バック率に差はあれど給料体系の枠組みはほとんどのホストクラブが一緒だから、箱の大きさによるメリット・デメリットに目を向けると良いかと。
あと僕は2回移籍していますが、だいたい1店舗目でサクッと体験入店して決めています。
ホストクラブには体験入店という制度があります。仮在籍でそのお店を体験でき、お店によっては1日とか1週間とか体験入店の期間を設けています。
ずっと体験入店のままいられるわけではないですし、1~2週間体験入店で無駄にするぐらいならもう入っちゃおうという精神です。
1~2ヶ月働いてみたけど駄目だったらまた違う店舗に行って……というのが当たり前の世界。僕からのアドバイスは「とにかく気になるお店に飛び込んでみる」だと思います。
龍:『SUGAR』は人間関係も厳しくないですし、教育体制もしっかり整っています。
すぐにとまではいきませんが、絶対売れるような環境が整っているので、自信を持って入店してもらえるとうれしいです!
龍:現在の夢は店舗の拡大ですが、将来は1億売れるお店の代表になりたいと思っています。
龍:ありがとうございました。