今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回はアルバイトホストで年間売上1億円突破という驚異的な数字を叩きだしたレジェンドホスト・シンデレライライ零さんに取材をおこないました!
現在、シンデレライライ零さんはプレイヤーとしてだけではなく、今やL’s collection(エルコレ)の最年少会長として、RIGHT gropの『RIGHT』『RIGHT -R2-』『RIGHT TOKYO』『REALM』という4つのホストクラブを経営しています。
さらに、ホストや経営者と並行して美容師の仕事も兼任。一つの肩書に縛られることなく、常に前を向いて突き進むその姿に憧れを抱くホストは数え切れません。
本記事では、そんなシンデレライライ零さんに1億を売る秘訣や経営者論をお話しいただきました。
売れる秘訣、今後のホスト業界の予測、ホストの先に見えるビジョンなど、この記事にあなたの未来を切り開くヒントが隠されているかもしれません!
ぜひ最後までご覧くださいね。
■プロフィール |
源氏名:シンデレライライ零 ホスト歴:6年(※2024年1月現在) 役職:会長 |
■在籍店舗 |
RIGHT(福岡県/中洲・天神) URL:https://hostjob.jp/fukuoka/area112/719/ |
■経歴 |
・美容師の傍ら20歳でホストデビュー ・福岡で美容室をオープンしたのちホスト復帰 ・アルバイトホストで売上1億円を達成 ・エルコレに参戦して多店舗展開 |
シンデレライライ零:ありがとうございます!1,632本売ることができました。個人だけではなくお店の部門でもダブル受賞できて嬉しいです。
1位を獲れたのはイベント終了間近にまとめてオリシャンを発注できたことが勝因だと考えています。ちなみにいただいた賞金は次のオリシャン発注に使わせていただきました。
出展:体入ホスパラ(https://hostjob.jp/ori-chamgrandprix/)
シンデレライライ零:はい、おっしゃる通りです。僕は20歳の時に歌舞伎町のとあるホストクラブでアルバイトホストを始めました。
当時は美容師をしていて、その時に出会ったホストさんに誘われたのがきっかけですね。「バイトでも良いなら」くらいの気持ちで始めたんです。だから僕は美容師とホストを両立していました。
歌舞伎町でホストを始めてから半年くらいでナンバーに入って、その後、福岡で自分の美容室をオープンしました。その時に一度ホスト業界からは離れています。
そこからしばらくして、美容師をしながらでも「時間があるな」と思って福岡でホスト復帰したんです。
シンデレライライ零:はい(笑)僕は効率重視で、最短でゴールを目指すようにしています。無駄なことはしたくないと思っています。
福岡でも最初はアルバイトホストでした。でもアルバイトでも23歳の時にバースデーイベントで売上1,000万を達成。
当時の福岡で4桁という数字はかなり珍しいことだったんです。女の子にも「1,000万円いきたい」という思いは伝えていて、想いに応えくれました。運もあったとは思いますけど(笑)
シンデレライライ零:強いてあげるのであればマメな連絡でしょうか。僕、美容師もやっているので他のホストに比べたら時間がないと思います。
会ったりご飯に行ったりとか、直接時間を使うことはできないのでその分連絡だけはマメにしていました。
お店でしか会えない関係性だからこそ、連絡くらいはちゃんとしようと。ホストを始めた当初からこの考えは変えていません。お客様に小まめに連絡をするように意識しています。
時々「連絡面倒くさくなりませんか?」と聞かれますが、正直頑張っていたらそこまで気にはならないと思いますよ。
シンデレライライ零:確かにそうですね(笑)
X(旧:Twitter)でも投稿したことがあるのですが、僕は従業員のスマホのスクリーンタイム(androidはDegital Wellbeing)も常日頃からチェックしています。
LINEをどれだけちゃんと見ているのかを知るためです。やはりホストをやるうえでお客様とのやり取りは大事ですからね。
スクリーンタイムを見る時は起きている時間帯もチェックします。スマホをどれだけ見ているか、無駄なアプリを触っていないかを見るんです。
先ほども話したように、僕が無駄なことをしたくないという意識を持っているので、同じように従業員の無駄もなるべく省く。そうすることでみんなが最短で結果が出せるように道筋を作っているんです。
シンデレライライ零:はい。中洲で1億円を売ったのは当時で3,4人目でした。
収入でいったら高級車が買えるくらい。中洲で1番良い給料だったんじゃないかな(笑)
シンデレライライ零:当たり前のことの積み重ねです。サボらないといった基本が大事です。ホストの基本は「連絡をマメにすること」「ホストとしてかっこよくいること」です。
ホストとしてのかっこよさ、というのは見た目だったり、服装だったりもありますが、やっぱり「トーク力」もそう。お酒を飲む場の雰囲気づくりもホストとして大事だし、僕自身が大事にしたことですね。
お客様がお酒を飲みに来ているんであれば、「お酒を楽しく飲ませよう」とかね。そういう基礎がホストとしてのスタートラインだと思います。
それから諦めないことも大事ですね。ホストは辞めなければ売れるチャンスがあるので、長く働いた分チャンスは広がるのかなと思います。
いつか花が咲くかもしれないので、まずは踏み込む勇気と諦めないこと、そして当たり前のことを積み重ねていく、この2つが売れる秘訣です。
シンデレライライ零:僕はもともと話すのが得意なほう。だから才能の部類かもしれません(笑)
といっても学生時代、毎日を楽しく過ごしていて、それなりに面白かったので、そこで身についたんじゃないかとは思います。
ただトーク力って知識量にも左右されるのかなと思っています。お客様と同じレベルの話ができるかどうかで変わってきます。
冗談めいた話も、頭の良さを問われそうな話もついていけるか。そのためにも知識量は求められると思います。そもそも会話が成り立たないといけませんから。
さからニュース、エンタメと幅広いジャンルの知識を入れる。むしろ知らない方が怖いんです。
XだったりYouTubeだったりTikTokだったり、SNSは情報源なので常にチェックしています。僕は美容師もしながらだから結構忙しいけど、SNSならスキマ時間で見れます。
シンデレライライ零:たまたまの出会いですね。知人に紹介してもらったんです。話を聞いてブランドシェアという新しい形に興味を持ったんです。
当時九州にエルコレがなかったので、東京の風を福岡にも入れようかなと。
現在(※2024年1月)エルコレグループ内に僕のグループであるRIGHT groupがある形になります。この形でのトップは僕が最年少です。かなり早い段階でこの立場に昇りつめることができました。
シンデレライライ零:距離感の近さ、それから離職率の低さというのは魅力だと思っています。
離職率が低い要因はお給料システムです。僕のお店では、一般のサラリーマンみたいに長く働けば売り上げがなくても毎年お給料が上がるんです。
僕は売上がすべてじゃないという想いを体現できるお店作りをしています。
シンデレライライ零:ホストも仕事という意識を持ってもらうためです。時間を守るって当たり前のことだけど、その当たり前を毎日続けられれば皆勤賞という大きなボーナスがもらえる。
しかも3か月、半年、1年といけばどんどん給料が上がる。最悪売上ゼロでもサラリーマンより良い給料が貰えるような仕組みにしているんです。
その恩恵が受けられるように、まずは真面目にお店に来なさいという教育方針なんです。だから売れていなくても、ホストに疲れて辞めてしまうというのがないんだと思います。
さっきも言った通り、ホストは誰にでも売れるチャンスがある仕事だから、まずは諦めず続けることが大事ですからね。
僕は昼の会社もやっているし、経営に関しては長くやっているほうだと思います。しかも経営しているホストクラブはエルコレのブランドシェアなので良いところ取りができるんです。
シンデレライライ零:そうですね。僕の知名度もありますし、さらにエルコレという大きな看板が加わったので福岡の中でも地位や知名度のあるお店だと自負しています。
特に初回の数は自慢できる数字です。初回は中洲のホストクラブの中では圧倒的かな。リピート率も良いですね。
それにほかのお店で売れっ子だったホストたちが移籍してくれているので、いろんなお店の話も聞けます。
それもあってか、未経験者も何人か売上500万円以上を達成しています。未成年でエルコレの2023年下期ルーキー部門で1位になったホストもいますよ。
🔥エルコレ下半期新人No. 1🔥
芹沢凌 副主任
@ryo_serizawa_rgおめでとうございます👏🏻✨ https://t.co/RoFJM7Fzjx
— 【CLUB RIGHT】エルコレ福岡 (@cindererairai) February 1, 2024
シンデレライライ零:とにかく1回話を聞きに来てほしいです。最初は1歩踏み出す勇気を持ってほしいです。
知らないところに行くのは怖いと思いますが、それはどの仕事も一緒。ホストクラブであることを構えず、普通の会社の面接に行く気持ちで来てください。
それにうちは採用率は九州でも高いほうだと思います。3ヶ月の研修期間で合う・合わないを決められますし、3ヶ月で僕が当たり前のことができるように育てます!
ホストクラブは今の情勢的に厳しくなり、昔のようにお酒をめちゃくちゃ飲む、女の子に何かをする、そういった話ではなくなってきています。
だからこそ、今後は本当にちゃんとした人しか生き残れないと思っています。
そして、僕はクリーンになっていくからこそ働きやすくなっていく業界だと思っています。ホストクラブも職業選択のひとつに入れてくれたら嬉しいです。
シンデレライライ零:たくさんの社長をつくることです。
僕はグループを会社だと思っています。年商を上げて多店舗展開をしていって、さらにその数だけたくさんの社長を輩出する。これが今の僕の目標です。
シンデレライライ零:ありがとうございました!