今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は、北海道・すすきのにある『WORLD』で支配人を務める水瀬澪さんにインタビューを行いました!
同店は、専門のSNSチームを設けて戦略的な知名度の獲得に力を入れています。そのほか、売れるプレイヤーを輩出する独自の教育体制や集客システムなどもポイントです。
水瀬澪さんはSNSがきっかけでホストの世界に足を踏み入れ、SNSを活用して1,200万円以上の売上を達成した看板ホスト。
この記事では、水瀬澪さんにホスト界におけるSNS戦略やこだわりなどを語っていただきました。
SNSを見てホストに興味を持った、どのようなことを意識しているのか知りたい、あるいはSNS戦略に強い同店で働きたい方は、ぜひ最後まで本記事をご覧くださいね!
■プロフィール |
源氏名:水瀬澪 役職:支配人 ホスト歴:3年 |
■在籍店舗 |
WORLD(北海道/すすきの) URL:https://hostjob.jp/hokkaido/area1/873/ |
■過去最高売上 |
1,200万円以上 |
■過去最高月収 |
800万円以上 |
■経歴 |
・2021年に未経験でWORLDへ入店 ・入店して半年でナンバー入り ・入店して3年で支配人に昇格 |
水瀬澪(以下、敬称略):まずホストの世界に入ったきっかけは、3年前にInstagramでたまたまホストの広告を見つけたことでした。
その後インターネットで色々調べてみたところ、『WORLD』を見つけたんです。それからお店に応募して、面接を受けて入店したといった流れですね。
『WORLD』に入店してから約半年でナンバーに入れたのですが、そのときから「上を目指したい」「No.1になりたい」という上昇志向が強くて。
もっと上を目指したいと思い、次の目標として「役職に就くこと」を掲げました。
紆余曲折ありましたが、一生懸命努力を重ねた結果、3年の間で支配人まで昇格できた感じです。
役職がひとつ上がるたびに次の目標が生まれるので、今は入店時よりもやりがいが増えてきましたね。
水瀬澪:色々ありますが、秘訣のひとつとしてSNSを積極的に活用していたことが挙げられます。
Instagramの活用例を挙げると、自分のバースデーの月になったら毎日宣伝の投稿をしたり、応援してくださっているお客様に感謝のメッセージを定期的に投稿したりしています。
また、その日お店に来られなかったお客様に向けて、ストーリーに僕の顔写真やシャンパンの写真を投稿することも。
毎日欠かさずSNSで日常や気持ちを発信することが売上につながったと考えています。
水瀬澪:入店する前からInstagramを使っていますね。
お客様一人ひとりに感謝を伝えるときはLINEで、お客様全員に向けて何かを伝える際はInstagramを使うようにしています。
最近はBeRealというSNSが流行っているらしいですが、個人的には今もInstagramが熱いのかなと。
女の子が一番よく使っているSNSはInstagramらしく、中でも写真が好きな子がほとんどと言われています。
X(旧Twitter)も一応使っていますが、僕がメインで使っているのはInstagramですね。
水瀬澪:はい。メインの仕事はInstagramの広告宣伝ですが、最近は人気のあるTikTokを使った宣伝にも力を入れています。
チームMTGで出されたアイデアをもとに動画を撮影し、TikTokに投稿して反応を見ていますね。
あとは日々TikTokライブでうちの店を宣伝することもありますね。実際、SNSの活用によって初回のお客様が増えた事例があります。
TikTokの動画に出ているホストさんを指名したいとおっしゃるお客様もいますよ。ホスト本人の発信から指名に繋がるのがSNSのメリットだと考えています。
水瀬澪:Instagramは毎日更新をしても、見る人の心に刺さらないと高評価がもらえません。
つまり魅力的な投稿が求められるわけです。そこが難しいところだと思います。
見る人の心を揺さぶるためには、どういうふうに演出をかけて投稿すればいいのか、どうすればバズるのかを考えることも大事になってくると思います。
水瀬澪:大前提は、「最新の流行には絶対に乗ること」だと思います。
例えば、若い女の子たちの間で流行っている写真であれば撮り方やポーズを参考にするなど。最新の流行をいち早くキャッチして、自分たちも実践する。
そうすることで共感してくれる人=ファンが増えるとともに、高評価がもらえるようになるのではないかと思っています。
もちろんSNSのチームから色々アドバイスをもらいますが、一番求められるのはズバリ「映え」です。
シャンパンタワーとか宣材写真で目立つものであれば、写真の色を変えたり大きく貼ってみたりなど色々工夫をしていますね。
水瀬澪:そうですね。Instagramに関しては全部自分で編集をしています。
写真の見せ方や編集などの勉強もしたり、有名人の投稿をかなり参考にしたりしていますね。
写真の見せ方によって印象がだいぶ変わるのでセンスが問われます。そこもまた難しいところではあります。
水瀬澪:はい。SNSがきっかけで実際にお店に来てくださった方もいますよ。
ストーリーでたまにうちの求人広告が載るので、目につきやすかったのかもしれません。
応募した人の中には「SNSでお店の広告を見ました」と言われることもあるので、かなり反響があったみたいですね。
水瀬澪:新しく入ってきた人には、お店用のインスタアカウントを作って自分の日常を欠かさず発信するのが大事だと伝えています。
ただSNSに投稿したらダメな内容も中にはあるので、そこは最初に注意します。炎上したらせっかくの努力が水の泡になりますからね。
あとは「自撮りの仕方をちょっとこうしたらいいんじゃない?」といった、撮り方のアドバイスもしていますね。
水瀬澪:Instagramで言えば日々の投稿もそうですが、ストーリーは毎日投稿すべきだと思います。
投稿の数が多ければ多いほど、その分注目も浴びやすくなるからです。ストーリーは、友達ではない人でも誰かとつながりがあればそこから内容を見れます。
つまり新規のお客さんもチェックできるわけです。
しかし定期的にストーリーを発信しないと「この人は今日も投稿していないな」「この人を指名するのやめようかな」と悪い印象を与えてしまいます。
そのため、最低限1日1回はストーリーをあげるようにしたほうがいいと思います。
「継続は力なり」と言いますが、継続するからにはその努力を維持しないと、自分にとってプラスにはならないという印象を受けます。
あと、目立ちたい方はTikTokのライブ配信をすると良いかもしれません。うちの新人の中には、「上を目指したい」「目立ちたい」と考えている人がいて、店のTikTokライブに自主的に参加してくれることもあります。
水瀬澪:はい。お店として、新しく入ってきた人を売れるプレイヤーに育てあげることが責務だと思っています。
新人と接する際は未経験で共感し合えることもあれば、アドバイスとして先輩から経験談を話してあげることもあります。
最近は先輩・後輩を交えたチームを作って人材育成を行っています。毎週チームMTGを開催していて、チーム内で達成すべき目標を設けたり、悩みがあれば相談に乗ったりしていますね。
うちの店に入ってきた人の中には、未経験でも実際に100万円以上売った人もいます。それこそ最速で役職に就いた人もいるぐらいです。
こうした成功例ができたのも、みんなの教育のおかげだと思います。
水瀬澪:一定の金額を3ヶ月連続で売り上げると役職に就けるといった仕組みです。
「副主任」「主任」「支配人」「総支配人」「取締役」と様々な役職がありますが、一段階上がるごとに売り上げの規定はどんどん上がっていきます。
さらに上を目指すためには一定の売り上げが必要になってくる感じですね。
水瀬澪:自分の指名を増やすのが一番大変でしたね。
先ほども言ったように上を目指すのであれば売上の規定も上がるので……。売上を達成しなければ当然昇格もできないので、時には女の子に負担をかけてしまうことも。
こうして僕が支配人に就けたのも、女の子たちの応援があったからこそだと思っています。
その気持ちを伝えたくて、僕はInstagramで感謝のメッセージを投稿し続けているんです。
水瀬澪:やっぱり自分の夢が叶ったときは、それまで感じたことがない達成感を得られました。
ナンバー入りや役職のほかにも、「自分のバースデーイベントでシャンパンタワーをやってみたい」「1,000万以上の売上を達成したい」「1ヶ月で指名本数100本を目指したい」など、夢がどんどん増えていきました。
これらの夢はほとんど叶っているのですが、まだまだ叶えたい夢がたくさんあります。これからも先の夢に向けて全力で突き進んでいくつもりです。
水瀬澪:現時点では、総支配人の役職を目指して頑張っています。2024年1月内に売上を達成したら2月から総支配人になれるといった状況です。
いずれお店を自分で持ちたいという目標もありまして、そのために代表を目指すつもりでいます。
「このお店の一番上になれたらいいな」という思いで日々仕事をしています。
水瀬澪:自分もホストを始めたときは未経験でここまで売り上げて、しかも夢も叶えることができるとは最初は思っていませんでした。
ホストの仕事は大変な部分もありますが、自分にとってはやりがいのある仕事です。
金銭面でいえば昼職の倍以上のお給料がもらえます。自分の欲しいものを何でも買えますし、売上を上げれば自分の承認欲求を満たせると思います。
昼職ではなかなかできないこともあるので、ホストの仕事は良い経験になると思いますよ。
また、うちのお店はすごくアットホームです。スタッフ全員上下関係もなく、休みの日もみんなで遊ぶくらい仲が良いんですよ。
人間関係に不安を抱いている人も多いと思いますが、そういった人を快く受け入れるのがうちの強みと言えるでしょう。
あとは、うちに入ってきた子には大きな夢を持たせてあげたいという思いもあります。僕自身も夢に向かって頑張っています。
ホストの世界で夢を叶えたい人は、ぜひうちに飛び込んできてください!
水瀬澪:ありがとうございました!応募お待ちしています!