今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は組数モンスターの称号を持つ『TOP1ONE』の注目ホスト・和歌さんにインタビューを決行!
和歌さんは未経験からホストを始め、アルバイトからレギュラーになって2ヶ月で組数120本越えという偉業を達成しているホストさんです。
インタビューでは、ホスト教育に力を入れている『TOP1ONE』という環境で、どのように和歌さんが組数モンスターへと成長していったのかを深堀しました。
「ホストの指名の取り方を知りたい」「ホストになった時に受けられる教育が気になる」とお考えの方は、ぜひ最後まで本記事を読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:和歌 ホスト歴:2年弱(レギュラー1年半)(※2024年2月現在) 役職:副主任 |
■在籍店舗 |
TOP1ONE(大阪府/ミナミ) URL:https://hostjob.jp/osaka/area80/47/ |
■最高売上 |
1,000万円 |
■最高月収 |
600万円くらい |
■経歴 |
・アルバイトとしてホストデビュー ・レギュラーホストに切り替えた直後に売上3桁&組数120本に ・2023年6月に売上1,000万円達成 ・2023年度組数は1,600本以上 |
和歌:僕も「どういうこと!?」って思いました(笑)この記録、実はカラクリがあって、レギュラーになって2ヶ月という意味でもあるんです。
というのも、実は入店直後は3ヶ月ほどアルバイトホストだったんです。その期間は月10回出勤するかしないか、しかも終電上がりだったので全然お店にいなかったんですよ。
ただ行動の部分では誰よりも動いている自信はありました。地道に営業もしていましたし。
それでいざホスト1本で頑張ろうと思って、レギュラーホストになった途端に本数がたくさんついたという感じです。
ちなみにアルバイトの時の売上は月10万くらいでした。それがレギュラーになった瞬間に月100万、次の月は120万の売上を作り出すことができました。
アルバイトの時は日給のみだったので一定のお金はもらえていましたが、そこに売上バックが乗ったら劇的にお給料の額も変わりました。腹をくくってホスト1本に絞るという方法は収入を増やす秘訣でもあるかもしれませんね。
和歌:友人との約束ですね。
僕は高校生の時から身長の高さとコミュニケーション能力があるほうだったからか、「ホストっぽい」「大学行かずにホストやればいいのに」と言われていて。それでなんとなくホストでバイトし始めたんです。
で、ある日友人と2人でドライブに行った時に「お前ホスト真剣にやってみたら?」「いやいや、やらんわ~」なんて話していた時に「もしホストやってNo.1になったら店行ってシャンパン卸してあげるよ!」って冗談を言われたんです。
そうしたらその友人が2ヶ月後に亡くなってしまって……。僕はそのドライブの時の話が心に残っていて、思い切ってホストを本気で始めたんです。
大学も単位を落としまくって留年しそうでしたし、特にやりたいこともなかったですし……。だったら「腹くくって1回ホストに真剣に向き合おう」と思って今に至ります。
和歌:大学の友達と社長が知り合いで繋げてもらったんです。
あと入店したタイミングがたまたま「ホス育」のタイミングでした。『TOP1ONE』には未経験をしっかり育てるホス育というプログラムがあって僕は4期生です。
そういった教育の部分、特に未経験者へのサポートが充実していたのも、このお店を選んだ理由のひとつでもありますし、今僕が組数を意識できた理由かもしれません。
和歌:「ホスト1本で頑張る」と腹をくくった瞬間から組数は上がった感覚がありますが、本格的に意識しはじめた理由は2つあります。
1つは現在店長の桜咲岳さんの存在です。僕が所属するチームのリーダーです。
僕が新人の頃は岳さんが圧倒的指名本数No.1で大体アベレージで70~80本くらい。単純計算すると毎日お客さんが3組くらいは当たり前にいる状態だったんです。
お店にはお客様情報を共有するLINEがあるんですが、岳さんは毎日「何時に〇〇さま、何時に〇〇さまがいらっしゃいます」って予定をポンポン入れていたんです。
当時3日に1回の出勤頻度のアルバイトだった僕は、出勤しても予定はゼロ。予定がない状態で「やばい、坊主(お茶)だ!」と必死に営業。
1組の予定を作るのにも必死で、営業時間になっても予定がないから誰かにLINEをしまくる状態でした。
やっと呼べた1組、だれも来ない時だってあったのに、岳さんは当たり前にお客様がたくさんいらっしゃる。「当たり前にお店に来てくださるお客様が2人も3人もいるってかっこいい」と思ったんです。
岳さんのお客様の中には毎日来店されている方もいました。そんな岳さんを見て、自分もまずは指名本数を意識しようと思ったんです。
和歌:もう1つは僕がノンアル営業であることが影響していますね。
僕はお酒を飲まないこともあって、ヘルプにつくのが苦手だったんです。あと飲みの席とかワイワイする席が得意ではなくて……。
でもお客様を呼べなかったらヘルプにつかなければならない。だったら「自分のお客様を営業時間の頭から呼べれば良いじゃん!」って考えに至ったんです。
常に自分のお客様を呼べるように営業することを意識し始めたら、自然に指名本数が伸びていきました。
お客様を呼べなければその日のお給料は0みたいなもの。だから坊主ってホストとしてカッコ悪いことだと僕は思っています。
和歌:そうですね!いくら1人のお客様が毎日来てくれたとしても、営業日数が25日だとしたら25組が限界ですからね。
当時は枝組数はカウントされなかったのでお客様に友達を連れてきてもらってもカウントは1。もし100組呼びたいと思ったとして、単純計算で友達を毎日4人連れてきてもらうのなんて無理です。
そうなるとどれだけお客様の数を抱えられるかが勝負。ちゃんと組数を確保するために、お客様とのLINEはもちろんのこと、自分からお客様を誘って数を守りました。
和歌:僕は「お客様の生活習慣リズムの一部になりたい」と思ってホストをしています。これが組数を維持する秘訣かもしれません。
24時間という時間はみんな平等。お金をたくさん稼いでいるから26時間あるとか、稼げてない人が20時間しかないとかいうわけじゃない。
みんな平等にある24時間という時間、自由に使えるこの時間を店と家の往復を含めて1時間30分でも僕に使ってくれるような……。
お客様にとって僕という存在が生活習慣の一部になれたらかっこいいなと思っています。だから僕は自分のお客様に「生活習慣の一部になりたい」と伝えています。
実際に僕のお客様の中には「TOP1ONEの店休日はそわそわする」と言ってくれる人もいます。「いつもはお店にいる1時間を何に使おう」って。
この間、お店の社員旅行で北海道へ3泊4日で行ったんですが、毎日お店に来るのが当たり前になっているお客様はもぞもぞするんだそうです。
そういう言葉が聞けたときは嬉しいなって思います。
和歌:そうですね、連絡のマメさでしょうか?僕は基本的には寝ている時間以外は連絡を返すようにしています。
月間の組数が120本overなので連絡をとっているお客様の人数はかなり多いと思います。ただ精神的には大変っていう感じはありません。
というのも、僕のお客様って僕を想ってくれる方が多いんです。組数が多い=忙しいって理解してくださっていて、卓が被っても席につく時間が短くなってしまっても文句を言わない。気苦労がないんです。
だからというわけではないですが、その分連絡はマメに返すようにしています。
和歌:はい!バースデー月ですね。
イベントの時は袴を来て、姫に200万のタワーとルイ13世を卸してもらいました。その時で売上の総額は500万円くらい。
そのあと少しずつ売上を乗せていったんですが、実は締め日まで1,000万に届いていなかったんです。締め日のラストオーダーで1,000万円に到達しました。
和歌:600万円くらいでした!サラリーマンの年収を1ヶ月で稼げたことになるのかな(笑)
1年目は貯金せずに使うことを決めていたので、このお金は1~2ヶ月後にはなくなっていましたね。これから頑張って貯金していきます。
ちなみに初めてレギュラーホストになって売上100万記録した時のお給料は、車の頭金に使いました。
車がほしいという僕の夢を知っていたオーナーに、車屋さんに連れていってもらって。頭金払えばローンで良いよと言ってもらえたのでベンツを買いました。
60万くらいをポーンと。買ったベンツに乗って家に帰る。めちゃくちゃ夢がありましたね。まさに今乗っている車です。
次の目標は2,500万くらいの良い車がほしいです。24歳くらいまでには買いたいですね。そのために今頑張って働いています!
和歌:「組数やっていると売上を上げにくい」なんて話がありますよね。
でも僕はそんなことは思っていません。組数を意識した瞬間に売上も綺麗に上がったんです。組数のあとに売上がついてきました。理想的な感じですね。
和歌:僕は21歳なので年下営業っていうんですかね?お姉さんなお客様が多いです。
かっこいいと言われることもありますが、「かわいい」とお客様にヨシヨシしていただくことが多いんです(笑)
特に新人時代は20歳になりたて、しかもお酒も飲めない、面白いトークもできない、もうどうしようと思っていました。
でもそれが逆にハマったお客様もいらっしゃって、僕の組数目標というワガママも聞いてくれたのはありがたかったです。
最近は役職がついて年下のお客様も増えてきて、お客様の年齢層は広がってきた感じがします!
新規のお客さまには見た目と身長と役職で初対面だと23~25歳、たまに28歳とか30歳と言われることもありますね(笑)
和歌:僕のチームに入る子だけでなく、体験に来てくれる子に対しても「人生背負わせてくれ」と思っています。
大げさではなく本気で思っています。なぜなら僕自身もホストを始める時に不安でいっぱいだったからです。
僕は大学を辞めてホスト1本でやると腹をくくったものの、「売れへんかったらこの先どう生きて行こう」と不安や葛藤がありました。
その中でチームリーダーで現在店長の桜咲岳さんが人生を背負ってくれて、結果として成功できました。
こういうのは循環、次は僕の番です。チームに入ってくれるだけでなく、『TOP1ONE』で頑張りたいという人たちの人生を背負っていくべきだと思っています。
1年やるのか10年続けるのかはその人次第ではありますが、年齢を重ねた時や死に際に「ホストやって良かった」と思ってほしいんです。
ホストをやっていた期間を黒歴史にしてほしくない。「TOP1ONEでホスト頑張って良かったな」「あの人と働けて良かったな」と胸を張ってほしいんです。
だから僕はうちのお店に入って後悔させないという意味も込めて「人生を背負わせてほしい」「ホスト人生を任せてくれ」と伝えています。大げさかもしれないけど、それくらい熱く後輩には接していきますよ。
和歌:ありがとうございます!
あと後輩指導で意識していることがあって、それは率先して自分の結果を見せて隣で一緒に頑張ること。これは僕自身も岳さんにしていただいたことです。
口で教えるのって誰でもできると思うんです。ある程度マニュアルは頭に入っているので。
口でなんかいくらでもいえるからこそ、自分でもしっかり結果を出した上で隣にいて伸ばすことをやっていきたいなと思います。
和歌:自分自身で入りたいチームを決められるんです。
入店後に1週間くらいかけて全部のチームに、営業終わりのミーティングで回っていきます。最終的に教わりたい、頑張りたいって思えたチームを部長に話して決めるんです。
チーム対抗戦もあるので、メンバー同士で切磋琢磨しながら成長できます。それが『TOP1ONE』の良いところかなと思います!
ちなみに僕の下には4人のメンバーがいます。正式チームではないので仮チーム。岳さんのチームについている感じです。
ただあと1人入ったら正式チーム。正式チームになったら岳さんのチームから離れます。
そうなったら組数や売上の基準はクリアしているので、主任に昇格できる仕組みですね。
和歌:目標は月間売上1億円です!年間1億は通過点だと思っているので。月間1,000組呼びたいです!
夢は自分のお店を持つこと。ホストに対する教育をしたり、組織を持ったりしたいです。
和歌:ありがとうございました!
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