今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は未経験ながら入店半年足らずで月間最高売上1,200万円を達成した皇偉斗(すめらぎ いと)さんにインタビューをおこないました。
「未経験でもホストとして成功できるのか?」「売れるためにはどういった考えが必要なのか?」このような疑問を抱いている方に本記事はおすすめです。
なぜなら、未経験の状態でホストデビューして数々の成功者を輩出する『TOP1ONE』の中でも、驚異的な数字を叩きだす皇偉斗さんがその理想的な姿を体現しているから。
そんな成功者として呼ぶに相応しい皇偉斗さんに、ホストを始めたきっかけや大切にしている考え、売れるための秘訣を語っていただきました。
ぜひこの記事を最後まで読んで、未経験から売れるためのヒントをつかんでくださいね。
■プロフィール |
源氏名:皇偉斗 ホスト歴:1年3か月(※2024年2月現在) 役職:Super Vip Player |
■在籍店舗 |
TOP1ONE(大阪府/ミナミ) URL:https://hostjob.jp/osaka/area80/47/ |
■最高売上 |
1,200万円(現入) |
■経歴 |
・2022年9月にホストデビュー ・入店半年で売上1,200万円を現入で達成 ・入店から現在まで幾度もNo.1の座に輝く |
皇偉斗:経営者を目指しているからです。僕、社長になるのが昔からの夢なんです。
社長になるための勉強をするにはどうしたら良いか考えた時に、ホストという職業が1番の最適解だと思ったんです。
なぜならお金を稼げるし、人との繋がりも得られるし、大学に行くよりも早くから勉強できると思ったんです。
お金や人との繋がりを両方とも手に入れられるものという条件に当てはまったのがたまたまホストだった、と考えると分かりやすいかと思います。
その考えに至った後に色々なご縁があって、『TOP1ONE』を紹介してもらいました。その入店のタイミングがちょうどホス育の4期生を募集している時でしたね。
※ホス育とは:ホスト育成プログラムの略称。2023年に第5期生の募集も実施された、未経験者を一流のプロに育てるTOP1ONE独自の育成プロジェクト。
皇偉斗:1対1による手厚い個別指導でしょうか。想像以上に先輩ホストさんが丁寧にフォローやアドバイスをしてくださいました。
だから実績が物語っていますが、未経験者でも売れるようになっているんですよね。僕も知識も技術もない状態で入店して数ヶ月で稼げるようになりました。
未経験でも売れるように育ててくれるのは、ホス育はもちろんですが、『TOP1ONE』というホストクラブの魅力かなと思います。
皇偉斗:そうですね。直近だと新人王とNo.1をW受賞できました!
ただこの結果は僕だけの力ではなくて、先輩や幹部の皆さんがちゃんと見てくださったからこその結果だと思っています。
ホス育の魅力が僕の結果でも証明できたかなと。
皇偉斗:接客は勿論ですが、会話術、人の気持ちの波、総じて心理学に近いと思います。
もう少し説明すると、女の子の気持ちを汲み取った上での接客方法。実際にホストの前線で活躍してきた方が教えてくれるので、状況に対してのアドバイスが的確です。
あと『TOP1ONE』はもともと未収(売掛)がないホストクラブです。女の子の弱みにつけこんで云々ではなく、女の子自身がその時に使える金額を持ってきてくれるんです。
だからお金絡みのトラブルも少ない気がしますし、何よりも僕はお客様に恵まれているなとも思っています。
僕らは自分の価値を見出していくのですが、その価値をお客様が証明してくださるって本当にありがたいです。
ホス育ではこういった自分の価値についても考えるきっかけにもなりましたし、この考えは30歳、40歳と年を取っても僕を支えてくれると思います。
皇偉斗:ありがたいことにそうですね。僕がこの実績を出せた理由は「人より考えて人一倍努力したから」だと思っています。
新人時代は誰よりも地道に営業をかけて、たくさんの人にコンタクトを取りましたし、その努力に対する自信もあります。
24時間常に仕事のことを考えること。これができれば営業に必要不可欠なマメな連絡はできるはずです。
お客様の中には僕らが寝ている間、例えば日中にしんどい思いをしながら頑張っている方もいます。使っていただいている金額も金額ですし……。
だからこそ僕も寝る時間を削って連絡は怠らないようにしているんです。
でもただマメに返すだけではだめですよ。適当に返す、なんてことはしませんし、内容はちゃんとしたものであるべきだと思っています。
結局のところ、僕は努力ってわかる形で人に見せられないものだと思っています。だからこそ、目の前にあるできることに集中するようにしていますね。
皇偉斗:もちろんです。やるからには手を抜くということはしません。
あと、ちゃんと学んだことを実行する努力も大事だと思っています。ホス育で学習したことはすべて実行するようにしました。
もちろん成功が実を結んだ結果ではありますが、僕はその分たくさん失敗をしています。
他の人よりも失敗しているという自信もあります。ただ教えてもらうだけじゃダメなんです。
失敗しても諦めず教えてもらったことをコツコツ実行する、これが僕が結果を出せた理由だと思います。
皇偉斗:お金を使ってくださるのはお客様。だから売上をどんなにあげても、お客様に対する感謝や謙虚でいる姿勢は忘れないようにしています。
僕の座右の銘は「井の中の蛙大海を知らず」。どんなに上に昇っていっても、上には上がいるし、自分がそこに到達できた理由は絶対に忘れてはいけないんです。
だからこそ謙虚な姿勢は貫くようにしていますね。あと金銭感覚も鈍らせてはいけないものだと思っています。
『TOP1ONE』は1セット(60分)が4,200円なんですが、たとえば僕がキャバクラで4,200円出せるかと聞かれたら「高い」と感じてしまいます。
そう考えると4,200円を出してくださるお客様のありがたみが分かる。金銭感覚は大事ですね。
皇偉斗:これは簡単に説明すると、チームを持たずにプレイヤーを突き詰める役職ですね。
僕らのお店では幹部補佐に昇格した後、副主任に進むか、Super Vip Playerに進むか……、2つの道を選べるんです。
副主任になったら複数人のホストを束ねるチームを持ちます。一方でSuper Vip Playerは個人プレイヤーで活躍していきます。
僕はまだホスト歴としては1年少しで、まだ経験値もないし、少しだけチーム運営に関わったこともあるんですが本当に大変で……。
だったらまずはプレーヤーとして自分の売上と経験を積んでから下の子に教えるのが筋だと考え、Super Vip Playerの道を歩みだしたんです。
チームを持つということはチームメンバーの人生も背負うこと。ホストって人生をかけて始める子も多いので、中途半端な気持ちでチームを持つのは違うと思ったんです。
皇偉斗:今までの話しに通ずる部分がありますが、お客様にしんどいところを見せないこと、お客様に対して感謝の気持ちを忘れずに言葉で伝えることですね。
感謝の気持ちというのは、もちろんお客様に直接口で伝えていますが、Instagramのストーリーでもちゃんと書くようにしています。
「ありがとう」を言葉にするのが大事ですね。結果を出していくと、あぐらをかいて感謝を口にしなくなる人って正直いるんです。
ただそこであぐらをかくということは、その実績で満足している人。つまりそこで止まってしまう人なんです。
僕が見ているのは今の結果ではありません。さらに上を目指していきたいんです。
ハングリー精神を持ちつつも謙虚な心と感謝の言葉を忘れない、これが売上を上げ続けるコツだと思います。
皇偉斗:送り指名をもらうためには視覚と聴覚と会話の内容の比率に気を付けると良いと思います。
よく言われているのはメラビアンの法則で見た目55%、声38%、会話の内容7%。
なのでまずは見た目から磨くと良いかと。僕の感覚ですが、慣れてくると最初に席に着いた瞬間に「今日送りもらえるな」と分かるようになりますよ。
ちなみに、『TOP1ONE』はホス育の影響かしっかり喋れる子が多いので、送りを悩むお客様をよく見かけます。
何が言いたいのかというと誰にでもチャンスはあるということです。
皇偉斗:僕は整形とかまったくしていないんですが、最初にNo.1をとった時から服装を意識するようになりましたね。
No.1ということはお店の看板なので、安すぎるものを着ない、生地がしっかりしたものを着る、こういった些細な部分にも目を向けるようになりました。
たとえば、服でいうと最近はCELINEが好きです。かわいくもかっこよくも見せられるので、僕に合っているブランドだと思っています。
服は自分のイメージに近いブランドを選ぶのが良いかなと思います。
皇偉斗:うーん、唯一無二な存在になることでしょうか。自分にしかできないことをするという意識でいます。
僕はお客様から「可愛い」といわれることが多いんですが、そのイメージだけに収めるのではなくギャップを作り出す。
かわいいだけではないところも見せるようにするんです。具体的にはナイショですが……(笑)
そのかわいいだけでないギャップに価値を作り出すことでお金を使っていただくんです。
あと笑顔を絶やさないことですかね。
皇偉斗:ホストとしては現入で年間売上2億を超えること!
2023年はほぼ新人期間というのもあって正直年間売上を意識できていませんでした。なので今年からが勝負。
1億は見えるラインにきているので、もっと高みを目指して現入で2億を目指したいです!
さらにこの先を見据えるのであれば、やっぱり経営者になることは意識しています。
具体的にはまだ決めきれてはいませんが、1つは保護猫に関する事業を利益関係なくやりたいなと。僕は猫が好きなので。
猫だけでなくペットって飼うのは簡単だけど、そのあとの責任はかなり重大。僕の中に猫は家族という考えがあるからこそ、保護猫たちが幸せになる道を作れたらなと思っています。
皇偉斗:ありがとうございました!