今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は現在副主任としてご活躍されている大阪ミナミ『TOP1ONE』の真(まこと)さんにインタビューを行いました。
『TOP1ONE』は未経験者の育成に力を入れているホストクラブ。真さんもゼロからスタートし、月収3桁やRookies杯初代No,1といった数々の結果を残されています。
本インタビューでは、真さんがどのようにして結果を出したのか、その秘訣に迫りました。
「ホストになって結果を出したい」と思っている方にとってヒントが隠れているかもしれません。
『TOP1ONE』の魅力も存分に詰まった記事なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:真 ホスト歴:1年4か月(※2024年2月現在) 役職:副主任 |
■在籍店舗 |
TOP1ONE(大阪府/ミナミ) URL:https://hostjob.jp/osaka/area80/47/ |
■最高売上 |
700万円 |
■経歴 |
・2022年10月ホストデビュー ・Rookies杯初代No.1 ・安定的に3桁を稼ぐトップホスト |
真:2024年2月で1年4ヶ月くらいです!ホストは2022年10月末から始めました。役職者の中では経歴は浅いほうですね。
僕は大阪の柏原出身で田舎ということもあり、ホストになった人は周りに誰一人としていません。
ただ周りに「1回ホストやってみても良いんじゃない」と言われたのもあって、ホストにチャレンジしてみることにしたんです。
もちろん元から興味もありました。
真:知り合いの知り合いを通じて紹介してもらいました。
正直お店はどこが良いのかわからないから、まずは最初に紹介してもらったお店で1年間続けようと思っていました。
僕は元々昼職経験者。だからまずは1年やってみないと結果が出るか出ないかもわからないという考えがあったんです。
実際、昼職時代は1年で役職をもらえたことがあって、ホストでもまずは1年という期間を定めました。
ただ最初はなかなか結果が出なくて……、辞めることも考え始めた10ヶ月目でやっと結果が出たんです。
真:1番仲の良かった同僚が退店したことですかね。僕は彼のことを1番信用していたんです。
彼が辞めてしまったことで落ち込んだんですが、でもそこで「やらなければならない」と。
僕の取柄は時間を使うこと。例えば営業終わりに僕は3人~4人の子と会うこともあります。
それを入店して2ヶ月目から毎日コツコツと続けたんです。日によってはほかのホストが寝ている昼の12時から起きて稼働することも。
意識しながら動いていると次第に、姫のスケジュールを把握できるようになりました。
だからこそ、姫のお仕事の昼休憩の時間に連絡したり、夜に会う約束を取り付けたり、こういったことをマメにできるようになりました。
お客様全員のスケジュール管理ができるのって、新人時代だからこそだと思うんです。
それがRookies杯初代No.1という結果につながったと思っています。暗黒時代が長くても、腐らず頑張れば結果は出せます!
真:Rookies杯とは、簡単に説明すると新人による顧客数バトル。月に3回以上来店されるお客様の数で勝負をするんです。
売上はなかったけれど、僕はお客様と切れない関係を構築できていたので、顧客数は当時から多かったほう。組数も新人時代からNo.5くらいでした。
その時戦った相手は、現在1,200万プレイヤーの皇偉斗。レベルは高かったと思います。
でも何とか初代No.1を獲得できました!すごく嬉しかったです。
Rookies杯はちょうど今(2024年2月現在)、第3回が開催されています。第1回は2023年の1月~2月でした。
真:数はもちろんですが、ただ数だけを追っていたわけではありません。
ようはその中身、わかりやすい例えをすると、相手との話の内容にはすごくこだわっていました。
今結果が出ない子って、言い方悪いですけど中にはやった気になっている人もいると思います。
お客様と同伴でご飯に行くとしたら、ただご飯に行ったという事実のみを重視してしまうと思います。
でもそれでは結果は出ません。行った事実に満足するのではなく、大事なのはそのご飯に行った時の話の中身。
楽しくご飯を食べつつも、タイミングを見て自分の夢や目標を話すんです。伝え続けるんです。
僕はただご飯をするのではなく、何を一番話さなければならないかを1つ決めていくようにしていますね。
真:その通りです。でもこれは初回でやるべきことではないかなとも思っています。
初対面で夢や目標を語るとただの身勝手な人に見えてしまいます。そうではなくまずは生い立ち、ホストになった理由などをお客様に話すべきだと思っています。
ホストとしての夢や目標はそのあと。ただ欲を言えば、ホストを上がった後のことも話せると良いですね。
ホストが話す内容の基本軸は4つです。どう生きてきたか、なぜホストになったのか、ホストとしてどうなりたいか、ホスト辞めた後にどうなっていたいか。
あとはこれらにどのように肉付けしていくかだと思います。この4軸を話したお客様って切れないんですよね。
僕がお客様と新人時代から良い関係を続けられているのは、ホストとしての夢や目標をぶれずしっかり伝えているからだと思っています。
だから、僕の組数はお店でもトップクラス。現在はお店でNo.2です。
真:出会っては切れてを繰り返しているなら、自分の話の内容が浅いってことじゃないかなと僕は思います。
お客様の使用する金額とか度外視して、僕はすべての姫に4つの軸をしっかり伝えるべきだと思っています。
あと、ホストクラブはお客様に楽しんでもらう場でもあります。
だからお店に来てくれたら楽しませるし、後悔させないという意味を込めて絶対笑顔にすると宣言しています。
真:距離の詰め方ですね。特に僕は初回のお客様が相手でも「ホストって怖い場所じゃないよ」って思わせるのが得意。
むしろ、ホストってやばいっていう悪いイメージを初手で壊しに行くのは僕の役目だと思っているんです。
例えば初回のお客様には一定の距離を保つようにしています。膝もあたらないくらい、パーソナルスペースも守るんです。
初手でお客様のパーソナルスペースは入らないと決めています。慣れてから徐々に距離を詰めていって最終的に隣に座るようにしています。
あくまでも「俺となら面白いよ」「一緒に楽しむ場所だよ」「楽しい思い出を作っていこうね」という気持ち。
人を楽しませるのは昔から好きです。マナーも少し崩したりして、親しみやすさを出したりしますね。僕がヘルプ指名が多い理由もそこにあるのかな。
真:僕は売れている人に「この目標達成したら服1着ください」と宣言していました(笑)
周りに目標を伝えつつ自分にご褒美を用意するというのは、モチベーションを保つうえで有効的だと思います。
ただその目標は簡単なものではなく難しいものである必要があります。簡単な目標を立てても意味がないですからね。
今着ている服も主任の桜咲修さんからいただいたものです。服はほとんど貰いものです(笑)
真:そうですね。あと僕は逃げ場を作らないように、あえて周りに目標を共有していました。
僕は元々逃げ癖があり、楽なほうを選びがちでした。でもそれでは売れないから、逃げ場をなくすことからやってみようと。
僕がホストを通して自己成長をした部分でもあります。逃げないようになりました。
真:僕は正直昼職でもお給料は貰っていたほうだとは思うんですが、ホストになってその3~4倍は稼げています。
最高月収は300万円くらいです。平均120~130万円、イベントがあれば200~300万くらいですね。
ホストって夢がありますよね。ただその分税金は大変ですけど(笑)
真:僕は新人時代こそ時間を使えと繰り返し伝えています。
売れている人より時間があるのは明らかだから。そのうえで時間の質を上げるんです。
先ほども話した4つの軸をまずメモに残してもらいます。それをお客様にどう伝えるか、自分の口から話せるように指導しています。
軸だけ決められればあとは自分の個性を活かした接客を考えていく感じですね。
真:わかりやすいものだと、まず髪色を変えてみるように言います。自分を変えたいならまずは見た目から。
何も派手髪にしろと言っているわけではなく、黒から茶色といったように少し染める程度でも良いと思います。
髪を染めると人間の内面ってちょっと明るくなったりするんですよね。ちなみに僕も黒髪から金髪にしたことで変わったんです。
ホストを始めた当初は月に10万しか売上がなく、何かを変えなければいけないと思っていました。
その時に「ホストの自分とプライベートの自分という2つの人格を持つ」という話を思い出したんです。
プライベートでやったことないことって何だろうと考えた時に、髪を染めたこともないし、金髪にしたこともないなと。
それが2022年12月で、金髪にした瞬間にお客様が一気に増えました。
金髪にしたことは自分の中でも大きな変化が生まれましたね。ピンクや青にしたこともあったんですが、不評ですぐ辞めました(笑)
真:僕は『TOP1ONE』は新人が埋もれない場所だと思っています。
例えば、新人育成に特化しており、新人を新規のお客様に優先的につけるというルールがあります。
逆に中堅以上はリピート率を上げないと初回につけないというルールがありますね。
新人の頃は結果が出ずとも初回でチャンスを増やせます。新人の売上をお店全体で考えられているのは『TOP1ONE』の魅力です。
ちなみに僕のお客様は全員初回で出会った方ばかり。僕が新人時代から初回でチャンスを掴んだ証明になるかと!
初回でいらっしゃるお客様って、ホストで言う来店という一番高いハードルを越えてきているわけです。
その第一関門を乗り越えて来てくださっているので、あとは自分の力ですね。
真:これからの人生を僕に預けてほしいです。
「僕について来たい」と少しでも思ってくれたなら絶対見放しません。売れるまでサポートしますし、人生かけてついてきてくれたら嬉しいですね。
僕はホストに対する熱量があるほうだから、ホストを始める人に対して本気で向き合いますよ。
真:まずは今年中に売上1,500万。それから年間1億を目指したいです。
僕はホスト業界を離れることはないと思っているので、将来自分のお店をもってミナミのホストクラブを盛り上げていきたいです!
真:ありがとうございました!