今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は圧倒的プロデュース力で注目を集める『TOP』の仁代表にインタビューを決行!
『TOP』は仁代表が2023年10月にグランドオープンしたホストクラブ。未経験特化型のお店としてスタートを切りました。
オープンからわずか数ヶ月ではありますが、未経験で入店した大学生ホストが早くも売上3桁を突破するなど、仁代表のプロデュース力が光っています。
そんな仁代表にホストプロデュースやご自身が売上1,500万円を達成した経験を余すことなくお話しいただきました!
「未経験だけど自分って売れるのか……」と迷っている方は、ぜひ最後まで本記事を読んでみてくださいね。
■プロフィール |
源氏名:仁 ホスト歴:約10年(※2024年3月現在) 役職:代表 |
■在籍店舗 |
TOP(北海道/すすきの) URL:https://hostjob.jp/hokkaido/area1/816/ |
■経歴 |
・医者の道に進みながらホストを始める ・2019年頃に支配人へ昇格 ・運営とプレイヤーを両立しながら売上1,500万円を達成 ・すすきので独立 ・2023年10月にTOPをグランドオープン ・現在も代表として活躍しながら ホストのプロデュースに力を入れる |
仁:昨年(2023年)6月に「お店を持っていいよ」と在籍していたグループの社長にお墨付きをいただき、2023年10月に『TOP』をオープンさせる運びとなりました。
もともとお店を持ちたいという気持ちはあったんです。人生設計をする中で「何かしらの経営者になりたい」という思いが漠然とありました。
今に至るまでホストをやってきたことを考えると、自分が経営者になったときに一番早く経営者として軌道に乗せられるのはホストクラブだなと思っていたんです。
この先いろんな店舗展開、ホスト以外の業種にもチャレンジしていきたいと思っていますが、まずホストの経営を成功させていろんな道を切り開きたいですね。
他業種まで広げて、ホストのセカンドキャリアを作れたらという思いもあります。
仁:初めて1,000万を売ったのが4年目で、1,500万という数字を作れたのは運営をプレイヤーと並行しながら。
組数100本overもそのぐらいの時期だと記憶しています。
売上を出せた理由を自分なりに考えるとお客様ファーストを徹底したからですかね……。
お客様を第一にしなければ、お客様はついてきてくれないと僕は考えます。目標を共有できる関係性を築けたからこそ、売上も伸びていったのではと思います。
ちなみに運営とプレイヤーの両立については、やりたいことだったので苦に感じることはなかったですね。
仁:僕らホストは、人が生きていく中で絶対に必要な存在ではないと考えています。
だからこそ限りある時間の中で出会ったのであれば、僕やホストという存在が「人生に彩をつけられる存在」「人生の思い出の1ページに残れる存在」でありたいと考えています。
人によって求めているものは違いますが、その一人ひとりの要望にいかに寄り添えるか。これがお客様と関係性を築く際に明暗を分けるポイントだと思っています。
お客様が思ったことを言ってくれるような関係性が理想ですね。
仁:表情も好きなものも、最初は絶対にお互い分かっていないと思います。
なので、まずは相手が何を考えているかをキャッチできるように意識しています。
例えば、僕の営業スタイルはワイワイ系なのですが、楽しみながらもお客様の表情は細かく観察するようにしています。
いつもとテンションが違うかな、ちょっと表情が暗いなと思ったら、お客様から言われるのを待つのではなく自分から「何かあった?」と聞きます。
お客様の仕草や表情、声色で異変に気付くことが大事ですね。
仁:その通りです。ホストは結果至上主義、売上至上主義な世界ですが、一番はお客様に「来て良かった」と思ってお店を後にしていただくことだと思っています。
それがなければ何もかもがついてきませんし、これは従業員にも徹底的に話しています。
仁:そうですね。例えば僕のお店ではワンチームを大事にしています。だからか従業員同士の仲も良いんです。
具体的に言ったら、ホストクラブはキャストの役職ごとにチームが存在し、ホストが割り振られたりするお店も多いのですが……。
『TOP』は特にチーム分けをすることなくみんなが教えて、教えられて、一緒に成長できる場所です。
仁:その真骨頂ともいえるのがシャンパンコールかなと思います。シャンパンコールにはかなりこだわっています。
ホストクラブのシャンパンって普通に考えたら、あり得ない金額のものをいただいてるんですよ。
世間一般からしたら「もったいない」だとか「他のことにお金を使ったほうが良いよ」と言われるぐらい高額です。
それに対して価値がなければ、ぼったくりと言われてもしょうがないと思ってます。ただその価値のひとつであり、価値を表現するのがシャンパンコール。
お客様に「シャンパンを入れたい」と思って入れていただいて、シャンコはその想いに対してホスト全員が感謝を伝えるものだと思っています。
これもワンチームかなと。
仁:自分がホストとして売れたのは指導のおかげだと思っているからです。自分1人では売れなかったと思います。
僕はもともと医者の道を目指していました。
学生だった時に、友達とノリでホストクラブの体入に行ったのがこの世界に飛び込んだきっかけですね。
「普通にバイトするのもな」「1日くらい体験に行くならいいか」と思ってホストクラブに行ったんです。で、そのまま勢いで入店しました。
だんだん楽しくなって、ホストに対するイメージがなくなったのでホストとしてやっていこうと決意するわけですが……。
当時大学生の若造だった僕が売れたのは、やはり指導があったから。これに尽きます。
それにプレイヤーをやりながら4〜5年支配人という役職で運営にも携わっていましたが、1人で結果を残すよりも全員で作る結果のほうが達成感があったんです。
一緒に達成する仲間が多ければ多いほど何倍も喜びがあると感じて、人材育成に力を入れるようになりました。
仁:その子の個性を見つけることですね。
ホストは個性を出してなんぼの仕事だと思っています。よく売れる像って語られますが、正直数字を出したらその人が正解になります。
だからこれだっていう答えは明確にはないと思っています。
僕の仕事はその個性を引き出すこと。何が個性か分かっていない子も多いので、潜在的な武器となり得るものを見つけてあげるんです。
100%個性を出せる環境は用意してあるので、その子の個性という芽を見つけて育て上げるのは僕らの仕事だと思っています。
仁:そうですね。ただ芽を見つけてそこで終わりではないんですね。
僕もそうでしたが、特に未経験者は最初何をして良いか分からない。彼らの個性という芽が育ちやすい土壌を作ってあげることも必要だと思っています。
だから身なりを整えるための美容室代や名刺代、宣材写真の撮影代などを最初はお店で用意してあげるんです。
新人ホストがこの最初の準備で躓くと「これからやっていくぞ」というやる気が削がれます。
だから『TOP』では、初めの一歩を気持ち良く踏み出せるように入店時の待遇を手厚くしています。
仁:はい!ゼロから最速で売るためのプロデュース、そして男を磨くサポートを全力かつ具体的に一つひとつバックアップしていっています。
ちなみに僕一人の力ではありません。僕が筆頭ではありますが、運営スタッフと「この子ここが良いよね」を話し合って全員で一枚岩となってフォローしますよ。
仁:することはシンプルで、目の前のホストとずっと向き合う。接する機会を増やすんです。
あと、僕が代表だからではなく一人の人間としてその方に向き合うようにしています。一人の人間として向き合えば、おのずとその子の人間性や良さが見えてくると思っているので。
僕が良いと感じたことって、誰かにとっても良いということだと思うので、その良さをどんどん引き出したいと思っています。
だからお客様を楽しませるためなら、基本自由な営業をしてOKとしています。もちろん他のお客様に迷惑が掛からないという条件はありますけど。
仁:あえて狙ったわけではありません。今でこそ歌舞伎町から進出した大手グループのお店もありますが、すすきのでは未経験が当たり前だったんです。
僕がいたグループはすすきのの中でも一番ホストが多いグループでした。だから、すすきのという土地ならではの売り方が分かるし、実際に未経験から売れっ子を輩出するためのノウハウが確立されていました。
未経験者はまっさらな状態だから伸びやすいんですよね。その知識や体感があったからこそ『TOP』は未経験特化型へ舵を切りました。
実際に未経験者が売れやすい環境が整っていると自負していますし、もちろん経験者も受け付けています。
まだまだ成長途中で人数としても少ないからこそ、運営陣や幹部全員で新人を見れる状態にあるのも『TOP』の特色です。
運営がプレイヤー任せ、売れた幹部だけを運営陣が見るということはありません。
仁:人生を変えてほしいというのはもちろんありますが、何よりも「人として一回りも二回りも大きくなってほしい」という思いがあります。
ホストという仕事は一生できるものではありません。だからこそ、限られた時間で自分と関わったからには、人生の中で意味のある時間に少しでもなればと思います。
現在僕は代表として先導を切っているわけですが、将来的にはキャストたちが自分のように代表となってその子たちの店舗を持てるようになるのが理想。
また『TOP』は「すすきので一番だけでなく、すすきのを一番の街にして日本のトップを獲るぞ!」という意味を込めて名付けました。
これから入店する方たちには、すすきので一番、いや日本で一番のお店で働いていたっていう未来を見せたいですね。
仁:僕は「医者は30歳からでも目指せるけど、ホストは今しかできない」と思い、学生の時にホスト1本でやっていくことを決意しました。
今しかできないことをするってとても大切だと思うんです。10年後「あの時ホストやっていたらどうなったんだろうな」って後悔したくなかったので!
今はこの先もホストでやっていこうと思っていますし、何か変わりたいと思っているなら、ぜひ一度僕やお店に会いにきてほしいです。
仁:ありがとうございました!応募待ってます!