今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は2023年月間3400万、年間1億円を達成した『CURE』総支配人の達也さんにお話をうかがいました!
達也さんは業界歴10年以上で、今も第一線でご活躍のホストさんです。
達也さんの接客は「お客様ファースト」「話せて、飲めて、楽しい接客」と言われています。
そんな達也さん、実はもともとは話せない置物ホストだったと言います。
今回のインタビューでは、置物ホストだった達也さんがいかにしてNo.1に上り詰めたのか、その秘密に迫りました。
達也さんの優しいお人柄も分かる記事ですので、ぜひ最後までご一読ください!
■プロフィール |
源氏名:達也 ホスト歴:約10年 役職:総支配人 |
■在籍店舗 |
CURE(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/836/ |
■最高売上 |
月間3,400万円、年間1億円 |
■経歴 |
・埼玉でホストを始める ・歌舞伎町に進出 ・一度引退するも、歌舞伎町で復帰し、その後退店 ・2018年CUREの前身の店舗に移籍 ・2022年拡大移転し『CURE』に ・2024年現在総支配人としてお店の顔に |
達也:ホストを始めたのは18歳だったんですが、その前に友達の先輩にナンパされたんです。「かっこいいじゃん、18歳になったらお店に働きに来てよ」って(笑)
興味があったので「うかがわせていただきます」と二つ返事。埼玉県のホストクラブが僕のホスト人生のスタートです。
なので業界歴は10年以上になります。
達也:はい、実は父親の周りには、ホストクラブをはじめとする水商売で働く方がたくさんいたんです。中にはホストクラブを経営している人もいました。
だから僕にとっては水商売って身近なものだったんです。だから抵抗はなくて。
最初のモチベーションは社会科見学ですね。
達也:歌舞伎町に来たのも父親つながりです。父の後輩の方がお店をやっていて、「せっかくホストクラブで働いているんだったら歌舞伎に来ませんか?」って声をかけていただいたんです。
CUREのプロデューサーの佑哉さんと出会ったのも、そのお店なんですよ。だから佑哉さんとの付き合いは長いですね。
達也:実は2回引退しているんですよ。1度目は歌舞伎町のお店で2年くらい働いたあと。埼玉のほうで先輩がバーを出すのをサポートするために埼玉に戻りました。
そのサポートが落ち着いたのでまた歌舞伎町に。Smappa! Groupとは別のグループのお店に入店したのですが、なかなかハードで2年くらいして辞めてしまったんです。
それから自分でお仕事したり、昼間動いたりしていました。ちょうど仕事の切り替え時期で「何をしようかな〜」と思っていた時に、一緒に働いていた佑哉さんに声をかけてもらったんです。
途中までは本店にいて、半年後にCUREの前身の店舗に。そのお店がスタートして2年後、拡大移転という形でCUREになりました。
Smappa! Groupには2018年3月からいます。
達也:僕、ひいてはお店が対応した、お店を利用していたお客様に明日の活力を与えられたり、「遊びに来て良かった」と思っていただいたりすることが接客業においては素敵なことだと思っています。
それを目指して楽しい接客というか、1人ひとりにコミットできるような接客を考えています。
たしかにお客様数が多いと正直大変です。ただ僕はもともと幅広い層の数々のお客様から指名いただきお勉強させていただいたので、接客の幅も広がっていると思っています。まだまだ勉強中ですが……。
達也:実はもともと僕、コミュ障なんです。全然しゃべれず、いわゆる置物ホスト(話さずに置物のように卓にいるだけのホスト)、つまらないホストだったんです。
達也:お客様ですね。
2年近く喋れない日々が続いていたのですが、「隣に座って飲んでてくれていればいいよ〜」と言ってくださるお客様が多かったんです。
でも「はたしてこれは接客なのか?」という疑問が徐々に生じるようになったんです。
「接客とはなんぞや」をすごく考えるようになりました。そうすると必然的に「このままじゃいけない」となるわけです。
達也:またホストの仕事が楽しいということも、考えが変わったきっかけですね。
僕自身、すごく中途半端な人間。そんな人間が楽しくお仕事させていただけるなら、その楽しいことの一番になりたい、と自然と思えるようになったんです。
だから僕は変わろうと思ったんです。
達也:CUREは特に年齢層が広いところですね。僕は年長組です。しかも経験が長い。経験の長い年上がいる店舗、と思っていただけると良いと思います。
ホストクラブって年下の先輩とか、年上の後輩ってあるんですが、うちはそれがほとんどありません。だから先輩がいうことをすっと受け止めやすい。これは働きやすさにもつながると思います!
「ホストやってみたかったな」と漠然とした思いを抱える方も、うちに入りやすいと思いますよ。
達也:おっしゃる通りです。
うちは未経験者が売りやすい環境です。それはなぜかといえば、誰も置いて行かない環境だからです。
やる気があることが前提ではありますが、売上がなかなか……といった状況だとしても見捨てられるといった心配はありません。失敗を繰り返しても「頑張ります」という意気込みを見せてくれれば、大丈夫です。
達也:陸というホストです。
彼は未経験1年で幹部に昇格。先月(2024年7月度)はNo.3でした。陸はもともと昼職出身。30歳すぎでの入店でしたが、1年で成長しましたね。
他にも未経験半年で給料システムでお給料をもらえるような売上を達成したり……本当に未経験で成長する子はたくさんいます。
達也:ええ。うちはチーム制をとっていて、現在(2024年8月時点)は4チーム。僕を含めて幹部4名でチームを持っています。
1チーム3~4人なので、手厚く教育できるんです。
達也:僕はどちらかというと精神的な話をすることが多いですね。
自分自身がコミュ障でメンタルの弱い子だったので、その経験をもとに気持ちの持ち方やモチベーションの保ち方を重点に教えるようにしています。
達也:後輩と接するうえで気を付けているのは、叱るだけにならないこと。怒られても頭には入りませんから。
「もっとできるのに」という歯がゆさを覚えることは多々ありますが、褒める・叱るのメリハリをつけるようにしています。
教えたあと、結構落ち込むこともあるんですよ(笑)「これだと吸収しにくいよな~消化しにくいよな~」って。
達也:一緒に働ける期間ってどのくらいかは分からないけど、「一緒に働いて楽しかったな」「一緒に働いて良かったな」と5年後10年後に思ってもらえたら1番だと思うので。
ホストって辞めた後もいろいろ道があるんですよ。営業職に就く方もいれば、僕の周りだと不動産関係の仕事に就く方もいらっしゃいます。その人に「働いて良かった」と思ってもらえたら、僕は嬉しいですね。
達也:ホストほどここまで深く相手のことを考えたり、深く思ってもらったりすることってないと思っています。
僕、人間が好きなんです。だからこそこの仕事に魅力を感じるんだと思います。
達也:居心地の良さですね。
派閥もないですし、売れっ子だけが固まっていることもありません。だから未経験の方はかなり働きやすいと思います。
また幹部も年齢層が上なので、未経験の方はもちろん、歴はあるけどホスト業界に戻ってきたい方も入りやすいお店なんだろうと思います。
見てくれるキャストがいるので、安心していただけたら嬉しいですね。
達也:ホストは世間が思っているほど怖い業界ではないので、気軽に遊びに来てくれるような感覚で応募していただけたら嬉しいですね。僕も最初は社会科見学の気持ちで来たので!
「体入」とはいえど堅苦しく捉えていただかなくても大丈夫です。むしろ「ちょっと人がいる飲み屋さんに飲みに来たよ」くらいのテンションでいらっしゃっていただければ!
体入はスタッフの人柄を知ってもらって「ここだったら働きやすいかな」を判断してもらうためのものなので、お話がメインになります。
もちろん経験者の方で接客の雰囲気が見たければ、お席についていただくことも可能ですよ。
達也:僕自身の目標というよりかは、お店の目標になりますが、もっとスタッフが増えて繁盛店になってくれたら嬉しいです。
今は自分のことよりもお店のことのほうを大事にしています!
達也:ありがとうございました!