今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は歌舞伎町『VAMPIRE』で内勤としてご活躍中の佐倉あおいさんにお話をうかがいました!
VAMPIREは2024年7月にオープンした、春-HAL-代表が率いるホストクラブ。
そんな同店で代表の右腕として支えているのが佐倉あおいさんです。
あおいさんはプレイヤー経験のある内勤さん。なぜ内勤へ転身したのか、本インタビューではその理由をうかがいました。
さらに理想の内勤像やホストの魅力なども語っていただいています。
ホストのサポートに力を入れるあおいさんの魅力が詰まった記事を、ぜひ最後までご一読ください。
■プロフィール |
源氏名:佐倉あおい ホスト歴:10年 役職:SMG(サブマネージャー) |
■在籍店舗 |
VAMPIRE(東京都/歌舞伎町) URL:https://hostjob.jp/tokyo/area15/1214/ |
■経歴 |
・名古屋でホストデビュー ・SINCE YOU… GROUP入店 ・2015年SINCE YOU… -本店-入店 ・2019年副主任昇格 ・2020年主任昇格 ・2022年Flowerへ移籍 ・2024年よりVAMPIREのSMGとして活躍中 |
佐倉あおい:スカウトです。関西出身なんですが、大阪に遊びに行った時に声をかけていただきました。ちょうど10年前になりますね。
興味があったので実際にお店に行かせていただいたときに出会った代表が、すごくかっこよかったんです!「自分もこんな風になりたい」って。
それまで仲の良いお兄ちゃん的な存在の人はいたけど、「尊敬」というところまでは到達していなくて。初めてそういう人に出会えたんです。それで入店を決意しました。
僕、お店のYouTube(VAMPIRE CHANNEL-ホストクラブヴァンパイアチャンネル-)でアツい人が好きと公言しているんですが、当時の代表はまさにそういう方でした。
それが当時、名古屋にあったSINCE YOU… GROUPの店舗でした。実は僕、SINCE YOU… GROUP1本なんです!
佐倉あおい:名古屋の店舗をたたむってなった19歳の時です。
東京に興味があったので行ってみようという気持ちですね。上京してSINCE YOU… -本店-に入店しました。
本店が一番長く、在籍歴は6年。その後秋さん(現SINCE YOU…αのLegend Player)について行ってFlower(現在閉店)に移籍して2年過ごし、現在VAMPIREの内勤として勤めています。
佐倉あおい:プレイヤーもすごく楽しかったんです。ただ、たぶんどこか背伸びをした無理をしていたんですよね。積もりに積もってしまって……接客が嫌いになりそうになった瞬間があったんです。
でもここのグループの人間や環境はすごく大好き。ホストという仕事も好き。離れることは考えられませんでした。そんな自分にやれることはあるんじゃないか、ということで運営として内面的なところからのサポートにまわろうと思ったんです。
佐倉あおい:楽しいです!
プレイヤーをやられている方の中には数字や記録を作りたいと思っていらっしゃる方もいるかと思いますが、僕はどちらかと言えば本当に楽しい仲間たちと幸せな時間を作って過ごしていきたいと思っています。
もちろん誰かを幸せにするために売上を上げる、という意見もあるかと思います。ただその力を手にして何かをするよりも「1人ひとりが力をつけてほしい」という思うのでサポートのほうが向いているんだろうな、と。
今自分のお客様からの指名以外はお酒を飲まないので、冷静に「こうしたほうがいいんじゃないか」とか「こっちの卓も見たほうが良いよ」とかプレイヤーをサポートできているんです。
接客内容で満足度を上げられたら良いな、という思いのもと、今はプレイヤーのサポートに集中しています。
それにありがたいことに今でも僕を指名してくださったり「飲もう」と言ってくださったりする女の子もいるんですが、プレイヤーの時よりも接客する時間も楽しめるようになりました!
佐倉あおい:はい!
一度プレイヤーを離れたことで、この広い歌舞伎町で、何店舗もお店がある中で自分を指名してお金を払ってくれるありがたみもより感じるようになりました。プレイヤー時代は売上に追われて、何か大切なものを忘れていたんでしょうね。今は純粋に嬉しいなって感じています!
だから昔から知ってくれていたり指名してくれたりする女の子には、前よりも良い還元ができているんじゃないかと!良い距離感も取れているとも思いますしね。
佐倉あおい:今は内勤業務の全般です。初回案内、付け回し、伝票会計、売上管理、ランキング出し、などです。
できることなら数字にはやっぱりみんなに毎日触れてほしいなと思うので、従業員に聞かれた時にすぐに答えられる体制には整えたいと思っています。
VAMPIREはまだまだ新しいお店なので、今系列のαから店長クラスの方2人にもサポートいただいていますが、ゆくゆくは店長を視野にいれながら仕事をしています。
内勤をしていてすごく感じることですが、VAMPIREは毎日良くなっていっていることを感じます。
自分が大きい箱にいたこともあり、初回の付け回しはこなせています。ありがたいことに毎日案内所からの問い合わせもあり、初回の数は増えています。次は自分たちでどうアプローチして新しいお客様を獲得していくか考える段階になっています。
佐倉あおい:秋さんのこと、大好きなんです。あの方って人の悪口を絶対に言わないんです。
だからFlowerをたたむことを決断した秋さんについていく選択肢もありました。でも秋さんといる自分を客観視したときに、今後も秋さんに甘えてしまうなって……。
いろいろ教えてくれた秋さんと離れて別の場所で自分のスキルを磨きたいと思ったので春-HAL-さんのもとで働くことにしました。
Flowerというお店は本当に大好きだったので、なくなると聞いたときはすごくショックで……2時間くらい泣いたくらい。自分でもわかるくらい元気がない状態になりました。
そんな時に代表の春-HAL-さんが声をかけてくださったんです。
佐倉あおい:そういうことになります。
自分自身1人の人間として今まで教わった部分がどのぐらい業界で通じるのかとか、どのぐらい仕事ができるんだろうとか、これからもっと成長もできるんじゃないかといろいろ考えました。
それらを新しい刺激として捉えて、声をかけていただいたVAMPIREへの移籍を決断したんです。
今すごく楽しく働かせていただいています!
秋さんも春-HAL-さんも恩師のひとりと言うべき人なんですが、実はグループで恩人・恩師と呼べる人が3人くらいいるんです!人生でなかなかそんなに出会える人数ではないと思うんですよ!めちゃくちゃ良いグループだなって身をもって感じています。
佐倉あおい:熱く前向きにトライしていくところですね。
実をいうと、春-HAL-さんとは19歳の頃から面識があります。知り合った当初は同業としての付き合い。まさか一緒に働くようになるとは思いませんでしたね(笑)
春-HAL-さんはアツい男であると同時にみんなのことを考えるだけでなく、戦略的な部分も考える方。近くにいてめっちゃ勉強になっていますよ!
佐倉あおい:最初はマネジメント能力でしたが、今はもっと具体的なところに目を向けています。
詳しく言うと、「どういう言い方をすれば良いんだろう」「どういう言葉遣いをすれば良いんだろう」「どういう向き合い方をしたら喜んでくれるんだろう」と瞬時に判断する能力ですね。
これは従業員一人ひとりに対しての向き合い方だけでなく、お客様に対する向き合い方もです。
佐倉あおい:ホストはお酒を飲みながら接客する人が多いんですが、どうしても周りが見えなくなってしまうことがあります。そんな時に僕がすっと止める。
お客様もホストも損をしないようにサポートしながら、適切に促していくのが理想です。
従業員は大切な仲間。そして多くが一番元気で活力がある20代の重要な時間をともに過ごしてくれるわけですから、VAMPIREで過ごす時間を無駄にしてほしくないという思いがあります。
佐倉あおい:とはいえ僕もそれに伴う力をつけなくてはならないんです。そうでなければただの綺麗事で終わっちゃいますから。僕が一番成長しなければならないんです。
成長すると周りに教えるということも伴ってくるので、まずは自分でやってみようという気持ちで日々仕事に取り組んでいます!TikTokを始めたのもそれが理由です。
ただ怒ることに関してはまだまだですね……。ただ怒るだけでは意味がないし、怒った時の伝え方が大事だと言うことは重々承知しているので。家に帰って一人反省会をすることも多々あります。勉強中です!
佐倉あおい:25時を過ぎたら友達です(笑)
従業員と飲むときもありますし、その時間が楽しいですね。もともとお酒は好きなんです。
若い従業員は「良いお兄ちゃん」的に扱ってくれるのも伝わってくるので、本当にありがたいですね。「この子たちはみんな人間がしっかりしているな」と感じます。
佐倉あおい:もちろんです!
人が1番。あとはグループのイベント行事だったり旅行だったりとか、楽しいことを企画してくれる方が多いんです。
僕は自分1人だと計画して旅行しようとは考えないタイプなので、「休みをただこんなにダラダラ過ごすんじゃなくて、みんなで楽しく過ごすほうがよくない?」っていう企画をやっていただけるので僕個人としては助かります(笑)
売上バトルもそうですね。どうしても店内しか見えないけど、イベントを通してグループ、ひいては歌舞伎町というもっと広い視野に目を向けていろんな人と触れ合うことで、成長できるチャンスに気づけるんですよね。
僕自身もそういうものをVAMPIREで企画していきたいですね。
佐倉あおい:代表の熱量と教育面。代表の春-HAL-さんが言語化能力に長けている方なんです。
そしてまだ若いお店だからこそ、いかようになれるのも魅力ですね。僕たちもそうですが、キャストの意見を取り入れてお店を作っていっているところなので、働いている人が「こういうお店が良い」を現実化していけるんです。
働きやすいし、働いていて楽しいお店にこれからなっていくと思っていますよ。内勤が指名をうけて席に付かせてもらえる点もありがたいですね!
僕自身、このグループで働いてやりたいことをやらせてもらいました。だから従業員にはやりたいことをできるだけやらせてあげたいと思っています。
何か障害があれば僕が取り除いたり、一緒に乗り越え方を考えるっていうサポートをしていきたいですね。
佐倉あおい:感性が近い仲間ができることです。
ホストクラブはお店を「好き」で選ぶんです。就職活動的な部分がない分「このお店のここが好きだな」「この人が好きだな」って好きな部分を見つけて入店を決めるんです。
だから共通して好きな部分が仲間だから、自然と一緒にいて楽しいと思える人が集まっているんですよね。
そんな仲間たちと「もっと面白い店、良い店を作ろう、そうすればお客様の満足度も上がるんじゃないか、喜ばれるんじゃないか」とか、何かひとつのことを熱意をもって一緒にできるところも、ホストの好きなところですね。
佐倉あおい:だから一緒に働きたいと思ってくれる人がいたら嬉しいです!今はサポートする立場なので「このお店良いな」って思ってくれるのも嬉しいですね。
ちょっとずつ親バカみたいになっていますね(笑)新しく入ってくれた子に対して「入ってくれてありがとう!どこが良かった?」なんて(笑)惚気みたいですね(笑)
佐倉あおい:自分のやりたいこと、自分の願望を口にできる子ですね!
一見するとわがままかもしれないけど、僕は言葉にしないまま辞めていってしまうのが一番もったいないと思うんです。最近は良い子が多いけど、押さえちゃうんですよね。
「こういう風になりたい」「こういうプレイヤーになりたい」と分かると僕もサポートがしやすいです。
せっかくホストクラブという比較的自由な職場を選んだわけですから、ある程度のラインはあるけれど「ガマンしなくて良いんだよ」ということは伝えたいですね。もちろんダメなことがあればちゃんと教えます!
自分もわがままだった時期がありますが、それを受け入れてもらったから今の自分があります。なのでそこは臆せず体入に来てくれたら嬉しいです。
佐倉あおい:代表は僕よりもいろんな人を受け入れてくれる方です。そして人として正しい方向へより良い男になるよう導いてくれる方。
行ってみて怖かったらどうしよう、という不安はあるかもしれないけど体入の申し込みボタンさえ推してくれれば幸せになれるのでお店に来てほしいですね。これは女性のお客様にも伝えたいことです!
従業員も経験がある人が多く、接客力が高いと思います。ヘルプの満足度も高いんです。だから接客能力はしっかり学べると思います!
接客は学んでいて損はないと思います。そういう勉強をしたい方にもぜひ来ていただけたらと思います!
佐倉あおい:従業員だけでなく、お客様にも寄り添える内勤です。
ホストもお客様も気持ちが大きくなって無理してしまうことがあります。それで担当ホストと喧嘩してしまうのってもったいないこと。
せっかくお金をかける価値がある人を見つけたのに些細なボタンの掛け違えで関係性が途切れるのは惜しいことですよね。
だからこそ僕は従業員のサポートだけでなく、お客様の気持ちも汲み取れるようになりたいんです。
佐倉あおい:いずれは歌舞伎町で1番の店舗になること。
まずはこのグループの中でやっぱり一番の稼ぎ頭になるような実力のある店舗にしていきたいですね。
結構大変な目標で従業員も苦労すると思うので疲弊しないようにしっかりサポートしていきます!
佐倉あおい:こちらこそありがとうございました!