今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回はすすきの『R’Beru』で最年少代表に登り詰めた亜嵐さんにお話をうかがいました！
亜嵐さんはホスト歴約1年で代表取締役に昇格したホストさん。
『R’Beru』へ入店当初は学生で未経験だったにもかかわらず大躍進を遂げています。
本インタビューではそんな亜嵐さんの代表までの軌跡や売れた要因に迫りました。
実は売れるまでの期間は、お店の中では長いほうだったのだとか！
ホストに漠然と興味がある方は最後までご一読ください！
| ■プロフィール |
| 源氏名：亜嵐（あらん） ホスト歴：1年7ヶ月（※2024年9月時点） 役職：代表取締役 |
| ■在籍店舗 |
| R’Beru（北海道/すすきの） URL：https://hostjob.jp/hokkaido/area1/995/ |
| ■経歴 |
| ・2023年2月ホストデビュー ・2023年6月初No.1を獲ったあとV6を達成 ・2024年6月代表取締役就任 |
亜嵐：2023年の2月の頭です。ホスト歴は1年7ヶ月（※2024年9月時点）になります。
亜嵐：僕は社長からのスカウトがきっかけです。僕はもともと保育の専門学校に通っていて、2022年11月には就職先が決まっていました。
友だちとすすきのの飲み屋街で訪れたミックスバーが、たまたまR‘Beruの社長が経営するお店だったんです！
そこで社長に「ホストクラブオープンして数日しか経ってないんだけど働かない？」って。就職先が決まっていたので断っていたんですが、全然諦めてくれなくて（笑）最後は社長の熱量に負けました。それが2023年の1月です。内定式の数日前でした。
僕は母子家庭で、弟も当時18歳。さらにお金が必要になると思ったのも、ホストをやってみようと思った理由です。
亜嵐：あとはホストなら早めに上の役職にいける可能性がある。
誰かの下で働くっていうイメージをしたときに嫌だなって（笑）
その点ホストはスピード感をもって上の立場に上がって生活水準を上げられると思ったんです。
亜嵐：そうですね。
でも僕は売れるまでは遅かったんです。今役職を持ってる人とそれなりに結果を残してる人を含め、1番遅かったと言えるほど。
掃除組を抜けて歩合制のお給料になったのは、ホストを始めて半年目でした。
そこからNo.1を獲り続けたりしながら昇格を重ね、2024年6月から代表に。
代表になるときに社長から「数字面もクリアしているし、未来を見据えての代表だよ」「これから発展していくには亜嵐しかいないから」と言っていただいています。
亜嵐：R’Beruは半年以内、4〜5ヶ月目に結果が出る子がほとんどです。入店3ヶ月で幹部補佐になった子もいます。
亜嵐：目標に対する課題を見える化して、課題を毎日こなしたことですね。
僕は主任の翔と一緒に住んでいたのですが、彼は不動のNo.1。当時学校と両立していたとはいえ、悔しかったですね。
それで学校を卒業したタイミングで社長と大谷翔平選手のマンダラチャート（目標達成のために、中心となるテーマを軸に周囲に関連アイデアを広げて視覚化したもの）を作り、課題を書いてそれを毎日続けました。
例えば「次の日の卓の予定ができるまで寝ない」「ラインを1日何百件する」「ラインを〇人」にするといったようなものです。このあたりの明確な数字の目標については社長と立てたんです。
亜嵐：僕はホストとしてのセンスはない。でも努力することはできる。だからとにかく課題を毎日こなしていったんです。
そうしたら半年で結果が出せました。
でも半年という短い期間で僕に価値を見出してくれた姫に出会えたのは、本当に運が良かったとも思います！
しかも半年だと経験も少ない状態。だからこそ上の人が気にかけてくれました。上の人がアドバイスをしてくれて、姫との関係性を築けました。
今ではその時にいただいたアドバイスを活かして、接客をしています。
亜嵐：「寄り添いなさい」―これだけです。「ホストはだます仕事じゃない」とずっと言われていました。今も寄り添うことしかしていません。
うちは教育がうまいと感じています。
社長のほか、うちで教育をしてくれているのは店長。東京の歌舞伎町で内勤経験のある方だから教育面は卓越していると思います。
それに社長の顔も広く、初回の数がすごい。そもそも社長が案内所も経営しているので……！チャンスをつかみやすいのも魅力だと思います！枝で来てくれるお客様も最近多いですね。
お店の勢いはすすきのでもトップレベルだと思います！
亜嵐：もちろん。むしろ寄り添うことしかしていません。
その理由は男の僕に女心はわからないから。女慣れしてそうとイメージを持たれているようですが、実際は逆なんです。だから徹底的に向き合います。
それが逆に女の子から良いと言われています。
あとはLINEの返信をめっちゃ早くしています。忙しくない時は10分以内かな！これは社長にも言われていたことで、LINEの返信スピードを意識しただけでも小計（TAXを含まない会計額）30万ほど売上額は違いましたね。
他のホストさんが寝てる間もLINEを返したりしていました。「亜嵐くんだけは起きて頑張っているね」と女の子から言われたら勝ちです。
だから僕のお客様は、僕が行動したことに対してのお返しとしてお金を使ってくれる方がほとんどです。
亜嵐：お客様に楽しんで帰ってもらうことを常に意識しています。いわゆるお客様満足度ですね。
その中で僕が意識的に取り組んでいるのは「オンリー（ホストが席につかずお客様が1人になってしまうこと）にしないこと」。席に座った瞬間料金が発生しているのに、オンリーになってしまったらお客様は寂しいですよね。
オンリーに対しての行動の素早さは店全体で早いと思います。
それから、うちはすすきのの中でも比較的安い料金設定。ホスト側は大変ですが、パフォーマンス次第。お客様も飲む方が多いのでその分価値をつけていただきやすいんです。
キャストが飲めなくてもヘルプがサポートするので、そこは安心していただければ！
亜嵐：そう言ってもらえて嬉しいです！
僕自身、R’Beruがキャストにとってもお客様にとっても「アットホーム」であることを意識しています。「R‘Beruってどこか家みたいだよね」みたいな。馴れとは違いますが、何不自由ないお店として捉えてもらえたら嬉しいです。
正直大手にスピード感は追いつけません。だったらお客様満足度を徹底的に上げようじゃないかと。自由度が高い個人店の良い側面を活かしながら、今お店を大きくするために頑張っています。
実際多くのお客様が長く通い続けてくれていますね。
亜嵐：そうですね。キャスト同士も仲が良いので教え合いの場も活発です！
「これどうやってんの？」「こういうLINEはどうしてるの？」といった情報共有があるのでやりやすいし、自分の合うやり方がみつけやすいんですよ。だから未経験の人は働きやすいのかな、と思っています。
僕は真似しづらいと言われてあまり聞かれないんですけどね（笑）
ちなみに僕はR’Beruに来てくれる子ならどんな人でもOK。売り方もその人に合ったもので良いと思っています。ワガママを言ってくれても良いです。僕はそれに応えるだけなので！自由にして良いとする分、最低限守ってもらうことは提示しますが。
最低限のことを守ったうえで、思ったことをまずやってみる。自分の色を足しやすいので、自分ならではの価値の出し方ができるんじゃないかな、と！
亜嵐：まず給率が高いこと。他のお店から移籍している人から聞くと、全然違うみたいです。還元してくれるお店なんです。
それと、運営さん。うちの運営さんたちは上司というよりも友達に近いような感覚があります。何かがあった時に言いやすい環境を作ってくれているんです。きっと一回りくらい下の子もいるのに……！
辛い時、悩んでいる時、すぐに気づいてくれて時にはご飯にも行ってくれます。常に誰かといるんじゃないかと思います。
距離感が近いうえに、教育力がある方。教育も浸透しやすいんだと思います。
亜嵐：感謝の関係性が成り立っているんですよ。運営さんは「みんなが売り上げを上げてくれたから、俺たちがお金もらえるしありがとう」と言ってくれますが、それは逆もしかり。
キャストは「内勤さんがいたから売上が上がってお給料をもらえている、ありがとう」って思っています。「1番になれたのはみんなのお陰」。これに尽きます。
もちろん誰にも負けたくないとか対抗心はありますが、それは良い意味でのバチバチ感ですね。
こういう雰囲気を作ってくれるのは運営さんたち。だからうちは辞める人が少ない。キャストの定着率が高いし人がどんどん増えている良いお店だと思います！拡大移転も遠い未来ではないかと！
亜嵐：そうですね。あとはすすきので5本の指に入るくらいの、大手と肩を並べられるように成長させること。
再来年あたりにはもっと上のレベルですすきので勝負していきたいですね。
そのためにも僕が月間1,000万円の記録を出して箔をつけたい。実は去年の12月に1,000万手前という結果は残せたんです。悔しかったので、1,000万をまず目指したいですね。
亜嵐：自分を変えてくれた場所です。きっと保育に進んでいたらできなかったことをたくさん経験させてもらいました。
でも1番変わったのは中身。この年で役職についたり接客を通して、周りの人のことを考えられるようになりました。周りからの見られ方という視点も養えましたね。
こんな僕でも結果を残して成長したから、僕はお店の人たちに頭が上がらないです。
ホストを始める人って不安だと思うんですけど、僕がそうでした。僕もそうだったからこそ、「何かあってもこっちの責任だから」という広い心で受け入れられます。
だから興味があるならR‘Beruで一歩を踏み出してほしいですね！あとは体入ボタンを押すだけですよ！
亜嵐：ありがとうございました！
