今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は、北海道・すすきののホストクラブ『ARTEMIS』で指名本数No.1の記録を更新し続けているデク将暉さんにインタビューをおこないました!
同店は2024年1月にオープンし、従業員数ゼロの状態でスタートしてすぐ月間新規来店数250組を突破したノリに乗っているホストクラブのひとつ。
そんな『ARTEMIS』で指名・売上ともにNo.1の実力派ホストとして君臨するのがデク将暉さんです。
今回のインタビューでは、デク将暉さんがどのようにしてホスト業界に足を踏み入れたのか、また如何にしてトップに上り詰めたのか、サブ担から本担になる秘訣などをお話いただきました。
同店や働くホストにご興味がある方は、ぜひ最後までこの記事をご覧くださいね。
■プロフィール |
源氏名:デク将暉 ホスト歴:3年(※2024年1月現在) 役職:支配人 |
■在籍店舗 |
ARTEMIS(北海道/すすきの) URL:https://hostjob.jp/hokkaido/area1/645/ |
■過去月収 |
200万円くらい |
■経歴 |
・コロナ禍でホストデビュー ・一度ホスト業界から離れるものの2023年5月にふたたび舞い戻る ・現在『ARTEMIS』支配人として活躍中 ・指名本数No.1の記録を更新中(※2024年1月現在) |
デク将暉:僕がホストになろうと思ったのは3年前なので2020年頃です。その時はコロナ禍ということもあったのか、服飾の専門学校を卒業したものの就職が結構難しくて……。
この先どうしようか考えていた時に、自分の服屋をやりたい、そのためにお金を稼ぐ必要がある、だからホストに挑戦しようと思いました。
お金を稼ぐと考えたときに一番真っ先に思いついた職業がホストだったんです。
デク将暉:最高月収は200万くらいです。
正直な話、この月収は気合を入れて稼ぎにいきましたね。自分の仕事や夢に対する熱意に女の子たちも一緒に向き合ってくれたんです。僕の姫は良い子たちばかりです。
だからこそ、お店に来てくださるお客様には楽しんでもらえるように常に意識しています。日々の地道な積み重ねです。連絡もそうですし、女の子の話を聞いてどんな言葉が欲しいかを考えたり……本当に基礎の部分を大切にしています。
あと、僕がホストを始めた時の同期は30人、うち経験者は5人でした。同期に負けたくないって思って、まず基礎を徹底的にやりました。しっかりやっていたら、同期の中で一番最初に結果を出せたんです。僕が基礎を大事にするのは、結果が出るからです。
デク将暉:はい!僕は一発ドカーンといった、いわゆる一撃〇〇万みたいなものはなくて、日々の売上を積み重ねていった結果です。
指名いただいているお客様の数は50人くらいかな。定期的にみんなお店に来てくれます。中には月1回という方もいらっしゃいますね。
デク将暉:僕はひたすら出勤をするようにしています。ホストをしていると休んで良いことってないんですよ。
ひたすら出勤することで、サボりたい、だるいと思うやる気のない自分に喝を入れるんです。「周りは頑張っているのに、何やってんだ自分!」って。
僕はもともと負けず嫌いなので、怒りの感情で自分を奮い立たせるんですよ。
デク将暉:自分の意見を押し付けないことです。例を挙げると相談をされた時って、答えを求めているわけではないんです。ただ聞いてほしいと言う方が多いです。
僕は特にサブ担(本命ではないが推しているホストのこと)になりやすいので、本担(姫が一番推しているホスト)の悪いことを聞いても本担を下げるような言葉は絶対に言いません。
ただその恩って絶対にどこかで返ってくるんです。だからサブ担から本担に昇格することが多いのかもしれません。
ロケット鉛筆をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。ロケット鉛筆って書けなくなったら芯先をスポッと外し、後ろに入れて次の芯を使う。
それと同じです。たとえ本担が切れたとしても、いつかサブ担にターンが回ってくるんです。
デク将暉:サブ担になる理由として友営が考えられるかなと思います。最初に目標としたのが友営で、実際に僕も基本的にベタベタとすることはほとんどありません。だからお客様は安心してサブ担にしてくれるんだと思います。
サブ担でも気にせず楽しく飲めているからこそ、お店での指名本数はずっと1番をキープできています。前に在籍していたお店から計算してもV8~9(※2024年1月時点)です。
ただ、実は去年(2023年)に少しの期間ですがホストを辞めていた時期があったんです。服飾の道に進もうかと思ったんですが、時期が良くなくて……。貯金が減っていくだけなのでホストをもう一度やって、貯金して自分のお店を持つことにしました。
そこからまたゼロからのスタート。シンプルに「やるからには負けたくない」という気持ちで頑張っていたら、次の月から1番を獲ることができました。
やっぱり嬉しかったです、見てくれている人がいるんだなって実感できたので。
デク将暉:僕は「楽しいが一番」という考えで営業しているので、そこまで大変ではありません。
むしろお客様もこの考えに合わせてくれていると思います。指名してくれるお客様は優しい方ばかりです。
デク将暉:「お金を使って良かった」と思ってもらいたいので、僕は女の子に気を遣ってほしくないと思っています。
気を遣わず楽しんでもらいたいから、何もしなくていいよ~って言いながら接客しています(笑)僕、人のために何かをすることが好きなんです。せっかく来てくれたお客様には全力で楽しんでほしいなと思っています。
だから話し方も、あえてタメ口を使います。タメ口を使う分、基礎はしっかりします。テーブルマナーをきっちりやってタメ口を使うんです。マナーは大切ですよ。
また個人的には、お客様だけじゃなくてヘルプにも基本的には気を遣ってほしくないです。女の子にもヘルプについてくれる従業員にも「ホストって楽しい仕事だよ」って伝えたいんです。
デク将暉:2024年7月のオープン当初からです。このお店を盛り上げたいと思って入店しました。
『ARTEMIS』は未経験者が多いお店です。だからこそ、ホストに対する熱量をまだ何も知らない子たちに僕の想いを伝えたいなって思ったんです。
僕より売れてほしいと思って教育にも携わっています。さっきもお話ししましたが、人のために何ができるかを考えるのが好きなんです。逆に自分のために考えて行動するのが苦手で(笑)
僕は女の子だけでなく従業員が喜んでくれる顔も見られたら嬉しいので、そのために一人ひとりを見てアドバイスをしています。誰かひとりでも自分のことを見てもらえてるって実感できるように、面倒を見たいと思っているんです。
デク将暉:大事なのは従業員同士の仲の良さだと思います。
例えば派閥のあるお店に入店したとします。そうすると誰と仲良くしたら良いのか、分からないことがあった時に誰に聞けば良いのか、分からなくなってしまうと思うんです。この状況が一番ホストとしては働きづらい。
誰と話しても和気あいあいとできるほうが、働きやすいしなにより出勤したくなるような空気感になるはずです。そこがお店選びの一番のポイントかなと思います。
デク将暉:個性を活かせるお店です。いろんな人がいますよ。ただ共通して言えるのは、みんな「良い人」。性格悪いなって思うような人がいないんです。
どんなホストクラブで働くにしろ、やはり“人”は大切です。でないと働きにくいし、頑張れないから。
それから『ARTEMIS』は新店なので未経験の子がほとんど。未経験と経験者の割合で言ったら9.5:0.5くらいで、みんなで一緒にスタートを切れます。
みんな最初は未経験。自分だけじゃない、と感じられるお店だと思いますね。
デク将暉:特にはありません。必要なのは「やる気」と「モテたい欲」。
ホストはモテたいという欲が重要。モテたい欲があれば、自分がどうすればもっとカッコよく見えるかを考えられますからね。それは容姿に限らず中身に関してもです。
多少容姿に自信がなくても、中身がカッコ良ければ売れる可能性は十分にありますよ。女の子は見た目で入ることもありますが、結局長続きするのは内面次第でもあるので!
デク将暉:「一緒にモテようぜ!」かな(笑)
僕は『ARTEMIS』に来てくれた人のことをちゃんと見ます。サポートしますよ。
デク将暉:僕の最終目標は自分の服屋さんを持つこと。そのためにもホストとして売れて、頑張りたいと思っています!
デク将暉:ありがとうございました!