今話題のホストさんをご紹介する本シリーズ。
今回は大阪ミナミのホストクラブ『IR』の大学生ホスト・天使ロイ(あまつか ろい)さんにインタビューを決行しました!
同店はホストクラブ激戦区・大阪ミナミの宗右衛門町にお店を構え、数多くの1,000万プレイヤーを輩出するホストクラブ。
手厚いサポートが魅力で、未経験からスタープレイヤーに伸し上がったキャストが多数在籍しています。
天使ロイさんもその一人で、現役の大学生ながらも幹部補佐としてプレイヤーと兼任して店舗運営の中核を担っています。
本記事では、そんなカリスマホスト・天使ロイさんが考える1日でも早く売れるための秘訣をまとめています。
お話を通じて見えてきたのは、いかに逆算してゴールを目指せるか。早く結果を出したい方こそ、ぜひ最後までご覧ください。
■プロフィール |
源氏名:天使ロイ ホスト歴:10か月(※2024年1月現在) 役職:幹部補佐 |
■在籍店舗 |
IR(大阪府/ミナミ) URL:https://hostjob.jp/osaka/area80/874/ |
■経歴 |
・大学在学中にホストデビュー ・Deepグループ最速幹部昇格 ・新人賞やルーキー賞を獲得するなどデビュー当初から注目を浴びる ・若くして幹部補佐としても活躍中 |
天使ロイ:シンプルにお金がなかったからです。1人暮らしだったし、大学生で何かとお金を使うから金欠で……。
正直なところ体入費目当てで『IR』に応募しました。
あと僕は経営者になりたくて、大学1年生の頃にSNSビジネスを始めようといろいろチャレンジしていました。プログラミングを学んでみたり、アフィリエイトをしてみたり……。
でも向いてなかったし、結局色々と挑戦したけどお金がないことには変わりなかったんです。
大学生でホストって周りにいなくて最初は怖かったんですけど、ちょうど体験入店に行く前日にTikTokの格言シリーズの「迷ったら行動!」という動画が流れてて。
そこから「思い切ってホストをやってみよう」と決意して今に至ります。
天使ロイ:自分がウケる層を考えてます。僕の場合は若い子、もしくは可愛がってくれるようなお姉さん。
この2つの層に共通するウケる方法を考えて、TikTokではポップな動画を投稿するようにしています。
ただ継続も大事なので動画は凝りすぎないように。これもポイントですね。
SNSや宣材写真は視覚的な情報が大切なので、見た目はホストっぽくしてバチバチに決めます。中身については来店していただいてからの勝負。
僕はお客様にホストっぽくないってよく言われるんですが、Tiktokではそこがギャップとして僕の良さとして伝えられているのかなと思います。
来店後は親近感を感じていただけるように接客は特に意識していますね。
天使ロイ:知名度は上がってきている感覚があります。今月(※2024年1月)に高額を使ってくれた子はTikTokからのお客様です。
地方からミナミまでわざわざ来店してくださったんです。すごいですよね。
今のホストクラブの業界を考えると、個人的にはTikTokが強い媒体かなと思っています。
ただ正直SNSはまだまだ探り途中。TikTokも続けますが、流行をしっかりキャッチしてInstagramやX(旧Twitter)にも力を入れていく可能性は十分ありますよ。
やはり僕はまだ10代ということもあり、お店の中でも1番早く流行を捉えられると思っています。若いからこその直観も大事にしていきたいです。
天使ロイ:ぶっちゃけしんどいですね。僕はまだ2年生なので必修科目が多くて、必然的にテストも多くなります。ちなみに今日も明日もテストです(笑)
今日は朝にテスト受けて、昼過ぎに家に帰ってきて、2時間ぐらい寝てからお店のミーティングというスケジュールで動いています。
授業が1限(一般的に大学の1限の授業は9時~10時開始)にあると、寝る時間は必然的に少なくなります。寝る時間が少ないとメンタルが追い込まれることも。
とはいえ女の子は僕に時間をかけて会いに来て、お金を使ってくれるわけです。
自分の都合やわがままは言っていられないので、女の子たちにちゃんと向き合うようにしています。時には寝る間を惜しんででも大学とホストを両立させています。
ちなみにお店は大学との両立を理解してくれているし、お願いしたことはないですが、学業がヤバいので1日休みたいと言っても認めてくれると思います。
天使ロイ:僕はホストクラブって人の思いが詰まっている場所だと思っています。
だから、たとえばもし毎日会いに来てくれるお客様がいた時に、アルバイトだから出勤が少なくて会えなかったり、自分を甘やかしたりする言い訳を作りたくないなと。
お客様の気持ちに100%で応えたいと思ったのでレギュラーホストとして働く道を選択しました。
お客様の中には大学生ということを理解してくださっているからか、こちらからアフターや店休日に誘っても「無理しなくて良いよ」「大学のほう頑張りなさい」と言ってくださる方もいます。
優しい方が多くて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがたいです……。
天使ロイ:そうですね、言葉通りではありますがスピード感は意識していました。入店当初に売れない期間が長ければ埋もれてしまうと思ったからです。
なので僕はまず新人賞という第一目標を立て、いかに新人賞を早く獲得できるかを逆算して仕事に取り組みました。
どういう風に逆算していったかというと、まず入店1ヶ月目は集客に注力しました。そこから縁があった女の子たちの支えがあって、結果として2ヶ月目に新人賞を獲ることができました。
3ヶ月目以降はホストとしての力がついた段階に入ったので、どんどん売上を上げて幹部昇格を目指す方向へシフト。
そのために既存のお客様7割、新規のお客様3割という配分を意識して売上を伸ばすようにしました。
天使ロイ:僕は今19歳なんですが、時間があるかないかで言ったら「ない」んです。現役の大学生でもありますし……。
だから、1年単位で勝負だと思っていて、売れなかったらホストを諦めようという強い意識を持って仕事に取り組んでいます。
結果として少ない時間でどう周りと戦っていくか考えた結果、逆算して最短距離を目指すようになったのかなと思います。
あとは「ホストだけで食べている人たちと並んで戦いたい」という思いがあったからかなと。競争心です。負けず嫌いというのもあります。
また、逆算して仕事に取り組むにあたって、モチベーションを切らさないことも大事ですよね。
持論にはなるのですが、実はホストってモチベーションが続きやすい仕事だと思うんです。1年、1ヶ月、1日でどんどん売り上げが変わって順位が決まる、わかりやすく言うと達成感を得られる頻度が多いです。
たとえその月結果が出なくても「次の月は頑張ろう」という原動も生まれますね。
天使ロイ:僕は賞金がモチベーションでしたね。『IR』は賞金が多いですし、お金を稼ぎに来ているわけなので良い原動力になっていました(笑)
また、今でこそ仕事にやりがいを感じているし「役職付けたい」「〇年後に代表になりたい」「昼職の経営もやってみたい」といった将来のことも考えるようになりました。
新人時代にこういった夢をモチベーションにするのはアリだと思いますし、やっぱりホストになる人はお金もモチベーションになるんじゃないかなと。
稼げるようになると見える世界は広がってくるのは、ホストを始めてから実感しましたね。
天使ロイ:基本的にはお店の人から学んでいます。『IR』はいろんなホストが働いていて、いろんな接客方法が学べるお店だと思います。
しかも距離が近いので、いろんな方から意見を聞くことができます。
ちなみに僕は自分で考えて、分からなかったら聞いて学びたいタイプ。先輩たちも僕のスタイルに合わせてくれたし、聞いたら快く答えてくれました。
あと『IR』は個性を大事にしてくれますね。新人ホストに対してどのような教え方が良いのか、個人に合ったやり方を大切にしてくれるんです。
もちろん僕みたいに自分で考えてから聞くタイプもいますし、ずっとイチから教えてもらう人もいます。
一人ひとりを見て性格や適性を見て教育方針を合わせてくれるのは成長を早める要因なのかな。
実際僕も入店3ヶ月で売れたといわれる基準に立てたわけですし、僕以外にも入店してすぐに結果を出せたホストもいます。
未経験者にもチャンスはたくさんある環境だと思いますね。
天使ロイ:僕は経営者になりたくて、お金を稼ぐためにホストを始めました。
経営者になりたいならもっと大箱で……とも考えましたが、今のところで学べることもたくさんあると思っています。
シンプルに自分のためでもありますが、可愛がっていただいている志天冴輝さんから学んで俯瞰的な視点や意見力を培っていきたいと思っています。
そのために、マネジメントも学んでいかなくてはなりません。それこそお客様からも学ぶ必要があるなと。
ホストクラブはいろんなお客様がいらっしゃる場所なので、吸収できることは何でも学びたいです!
天使ロイ:今のホストとしての目標は、「ミナミのホストといえばIRのロイと蘭」と言われることです。
僕の同期に天海 蘭(あまみらん)というホストがいて、最初は競ってはいたけど今は切磋琢磨する同志のような存在。2人で頑張って『IR』を有名にしていくのが今の目標です。
でも最終ゴールは経営者という考えは変わりません!だから幹部としてマネジメントを学んで意見する力・俯瞰で見る力をつけていきたいです。
天使ロイ:ありがとうございました!